違算金

 違算金・・・レジ等での記録上の売上金額と、実際の現金有高の差異を言う。原因としては3つ。レジ操作のミス・預り金のもらいミス・お釣りの渡しミスである。
 アルバイト先でレジの違算金が発生し、自腹を切らされる話をよく聞く。雇用された時に、違算金を支払う体の契約や説明をされたとしても、労働基準法的に支払う義務はない。従業員のミスは経営者のミスで、支払う責任があるのは、経営者である。

 「なんで違算金が出たか、考えてみようか?原因がわからなければ、また違算金出すよ!」
 「また違算金が出たのか・・・集中力が足りないからだろ!」
 「防犯カメラで全部見直して、原因を見つけてみな」
 東京のスーパーでは、度々そんな話を従業員にしていた。
 自分は記憶の中で、違算金などを出したことがない!店長にしてはかなりレジを打っていたほうだが(お客様と面と向かえて、楽しいからか?)まずノーミス。違算金は1円たりとも出したことがない。
 だからこそ、パートアルバイトの、レジ違算を指導できたのだと思う。DSC_0275.JPG
 とくし丸でのレジは、ハンドスキャナーで商品をスキャンし、小計をお客様に伝える。お客様からお金を預かり、預り金を打ち込む。するとお釣りが表示され、登録するとレシートが印字される。そのお釣りを現金バックから取り出しお客様に渡し、預り金をしまう。
 現金バックは自分調達で、中が3~5口くらい分かれていたほうが、使いやすい。
 ただこのバック、なかなか売っていない。デザインはよい物はあっても、中が分かれておらず、使い勝手が悪い。分かれていても、チャックになっておらず、現金バックに適していない。
 車内の仕様にも、時間をかけて100均やホームセンターを渡り歩いたが、同時にこのバックにも、時間をかけて捜し歩いた。


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 そして最終的に見つけられたのが、この写真のバックです。
 中は9口に分かれ、本体と側面・中の札を入れる所はチャック付き。勿論、色は黒と言いたいところが、紺。やや口が多い感はあるが、金種別に全て仕舞えるので、こりゃええバックだった。(ありがとう、ドンキ)
 現金扱いには手馴れていて、うまい仕様のバックを手に入れ、今まで通り違算金なく仕事ができるはずだった・・・
 「今日は売上、大台越えましたよ!いやー疲れましたー」
 と、はつらつうきうきと帰ってきて、意気揚々と掃除や後処理をしていると・・・
 「〇〇さん、お金が合わないんですが・・・」
 と副店長さん。
 「えーーーー・・・!」
 3週間過ぎますが、今までも度々・・・違算金が出る日が・・・
 もうげんなりです。経験値もプライドも・・・へったくれもない!どれだけ適当な仕事をしているんだ!
 原因としては・・・
 ①まだレジの操作になれていない。(預り金の打ち込みミスや、釣銭と小計の見間違い?)
 ②レジスターと違い、バックからの釣銭取り出しを、間違えている。
 ③預り金をしまう時に、しまい漏れている。
 ④忙しさにかまけ、集中力を欠いている。

 何にしても、明日からは違算金0!1回1回集中し、現金は預り金も釣銭も3回数えて、お客様を待たせても、確実に処理していきます!
 大切なのは、人・金・物!と偉そうに言われた人・・・嘲笑ってください・・・
 今まで違算金を出すたびに、くどくどねちねち、私に指導された皆様・・・申し訳ございませんでした・・・
 つづく・・・


 
 
 

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