花や葉、実、さらに根から茎にいたるまでの全てが毒成分を含む。そのため獣が嫌う香気として、墓前に挿して獣が墓を暴くのを防ぐところから、寺やお墓ではよく見かけ供えられる。
地方により”シキビ””ハナノキ””ハナシバ”とも言う。
東京から愛媛は松山に来て、早いもので4か月経ちました。
来た当初にも「お国柄」でも軽くお話ししましたが、開業してとくし丸をしながら、その違いがあったので、今回はその報告を・・・
ただし、今までは東京の駅前店が多かったので、比較的若年層が多かったですが、現在は高齢層ばかりですので、その差のほうが多いかもしれません。
まずは本題の”しきみ”ですが、こちらでは”しきび”と言います。
東京では”お榊”が主で、”しきび”はなかったように感じます。
お榊は神棚などの両脇に備え、神が住まう聖域と人間社会との境として、用いられます。そこから”さかき”と転じたらしいです。”しきび”とは用途は違い、一方は御神前、一方はお墓や仏壇。ということになります。
東京では、お盆のこの時期に売れるのは”仏花”そして”お榊”がメインです。愛媛では”仏花””お榊”も売ってますが、メインは”しきび”です。
もしかしたら、”しきび”の生息分布が本州中部以南とあるので、それかもしれません。
”おがら(麻がら)”というものがありますが、東京では防火上の問題でか?お飾り程度にしか置いてませんでした。売れないからです。しかしこちらでは、かなり売れています。
迎え火として入り盆に、玄関先でおがらを炊いて、ご先祖さまが道に迷わないように明るくしてあげます。おがらを炊いた火でろうそくに火をつけて家に迎え入れます。送る時は、お寺の一角にある場所でなすにおがらをさして馬を作ります。その馬に乗ってご先祖さまが住む世界に送ってあげます。
「からあげを、おくれ」「はい!これですね」と鶏のから揚げを差し出すと、「ちがうわよ!お揚げになってる、あれよ」と”松山揚げ”をさされます。
松山揚げをから揚げというのは、松山でもお年寄りだけらしいです。
”ちらし寿司”の事を”ばら寿司”・・・なんでも寿司をバラバラにしてるからだそうで・・・
”板くずし”はかまぼこの事。
”みしょう柑”と言う伊予柑に似たものがありましたが、全く知りませんでした。河内晩柑という和製グレープフルーツと呼ばれる一品種で、ほかに愛南ゴールド・ジューシーフルーツ・灘オレンジ等とも呼ばれているようで、夏前の売筋柑橘類でした。
「お国柄」では、ソースはオタフクと言いましたが、とくし丸ではほぼ売れていません。やはりソースはブルドックでしょうか?いやいやカゴメです。しかも売れ筋は”中濃”ではなく、”ウスター”です。
「中濃しか無いんですが、どうします?」「そしたら、次持って来ておくれ」となります。
「食パンの8枚がいいんだけど・・・なかなか売ってないんだよね」とお客さん。次回持って来る旨伝えると、売場でも”超熟”の1種類のみ。朝取り損なうと、午後からでは売切れてしまうこともあります。やはり関西以南では、6枚が売筋ですが、枚数が少ないほうが好まれています。
酷暑の今では”塩飴”に押されていますが、”甘酒あめ”はキャンディ部門の超売筋です。ラッキーセブン号でも、日に8袋売れた実績があります。
こちらは徳島県のメーカーさん、岩佐製菓の飴です。「四国路の、なつかし~いふるさとの味」とあるだけに、定着しているのでしょうか?舐めてみるとまさしく甘酒です。自分はあまり美味しいとは思いませんでしたが・・・東京でも数は少ないですが、売ってるそうです。興味のある方はいかが?
東京にいる時も聞いたことはありましたが、カップ麺・袋麺では”金ちゃんらーめん”です。
CMも結構流れていて、メーカーが徳島製粉だけあって、年配の方には昔ながらの味なのでしょう。
CM絡みで言えば・・・”高田引越センター”ローカルCMですが、今昔物語番外編でも作って・・・と思わせるほど、この地に根付いています。愛媛に来た時から、このCMが流れるたびに、目を皿のようにして見ます!色々なバージョンがあり、You Tubuでも閲覧できるので、是非是非見てみてください!お勧めです。
話は脱線してしまいましたが、ほかにも色々と”小さい違い”がありますが、それはおいおいに!つづく・・・
(株)程野商店 松山あげ きざみ 45g
金ちゃんラーメン(5食入)【金ちゃん】[金ちゃんラーメン]
岩佐製菓 甘酒飴 120g×10個
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