世の中には、いろいろなものが売り買いされている。食品・グッズ・サービスetc・・・低額なものから高額なものまで。物々交換の時代から、その物の価値を売る事が生活の大部分を有し、”売る”という行為は人間のみである。
ちなみにバスグッズを手がける「ME!!BATH社」は”The Eighth Continent”という高級入浴剤を販売している。世界各国からの極上の材料だけを厳選して作らられているこの入浴剤の価格は、なんと5万ドル。約383万円!!
ちなみついでに、アメリカの「Lunar Embassy社」では月面の土地を販売。商品を購入すると、月の土地権利書・月の憲法と月の地図・土地所有権の宣言書コピー(英文)が送られてくる。その価格は・・・1エーカー約1200坪が3000円、ネット価格では送料無料で2700円。意外とリーズナブルだ。
晴男は以外にも今でも続いています。夜中に大雨は降りましたが、2個の台風は販売には全く影響がありませんでした。恐るべし晴男・・・
さて本題に入りますが、前回から始まりました、”シリーズビジネス”今回は”販売”の回です。
以前までの店舗販売と、とくし丸の移動販売の差について、今回はお話ししましょう。
四半世紀の間、Sイレブン・百貨店・Dホーテ・食品スーパーと渡り歩き、店舗販売を生業としてきましたが、移動販売、特にとくし丸の販売は違っていました。商品が違う云々ではなく、売り方の概念自体が違うのです。
扱う商品は、地域と客層の年代が違うのですが、ほぼ同じです。なぜならば、食品スーパーの商品だからです。
今までの売り方は、店舗の中で不特定多数のお客様に、売筋重視・品揃え豊富に展開する。基幹店のSスターでは広い売り場を利用して、”コストコ”の時のように大陳をして、商品をアピール。
実は山積み大陳は、以前は得意分野で、どれだけ綺麗にボリュームを付けて陳列できるか?趣味の世界でもありますが、楽しい一時でした。(現存する当時の写真ではボジョレー時のが一番見栄えが良いので、自慢げに掲載)
それとは違いとくし丸では、お客さんは特定されていて、その方々の買いたい物が揃っていることが、大前提。一般では超売れ筋でも、自分のお客さんが見向きもしてくれない物は、積む必要はありません。毎回同じものを買ってくれるならば、究極それだけを乗せていれば良いのです。
と簡単にいけばよいのですが、それが十人十色、色々な方が色々な用途で買い物するので、毎回同じものだけとはいきません。
そして売り場面積の違い。
とくし丸は軽トラック。狭い車体にどれだけ売れる商品を(必要とされる商品を)乗せられるかどうかです。
開業当初は、Sスターの教官Tさんに手伝ってもらい、基幹店内のありとあらゆるカテゴリーの商品を、詰められるだけ詰めて、走っていました。「これも売れそうだから、持って行きましょわい」と次から次へと・・・
それから日を重ね「すみません・・・」を繰り返し、まずは1度でも買ってくれたもの(聞かれたもの)は積んでいくことにし、売れそうもないものは少しづつ排除していきました。「自分が知っていれば大丈夫大丈夫」とTさんのセリフを頼りに、まずは車に押込んでいます。
少し長くなりましたが、販売は心理戦だと思っています。だから面白い。お客さんが何を買うのか心理を読んで、陳列し手に取ってもらう。
まだそこまでとくし丸では、実践できていないのが実情ですが、商品をアピール・ご紹介していくのがこれからの課題となります。つづく・・・
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