撥弦楽器を”ピック”という器具を使って演奏すること。指をピックに見立てて演奏することを、フィンガー・ピッキングと言う。
今回は、物流倉庫における発送のため、注文単位で商品を選び出す(ピックアップ)作業のこと。
作業には二通りあり、一つは「摘み取り」という方法。カゴや箱を持つかカートなどを押して、倉庫内を動いて必要な商品を次々にピックアップしていく方法。もう一つは「種まき」という方法でこちらは倉庫内の棚ごとに担当者がいて、ベルトコンベアなどで流れてくる箱やカゴに指定された商品を入れていく方法。
普及しているシステムでは、出荷指示に対して、倉庫内のどこに目的の商品があるか、ブロックや棚の番号など作業者に必要な情報が手元のハンディターミナルなどの機器に表示され、どの順番でどの経路で作業をすれば最短となるか自動計算される。
もちろん大手”AMAZON”などでは、最新のピッキングシステムで全自動でロボットがピッキングをしている。非効率なものは、どんどん精査されていく・・・
まずはおなじみ”我が家の窓から”です。いつの間にやら稲は収穫され、祭りの後のように閑散としてしまいました。4月に引っ越してきたときに戻った状況です。
さて、そろそろ違う話題にしたいところですが、”シリーズビジネス”第4回目は”ピッキングです。
とくし丸をやり始めて今。売上とお客様の事を考えると、一番大切なのはこの”ピッキング”だと思っています。
限られた狭い車両に、何を積んでいくのか?
開業当初は「これも売れそうやから、積んでいきましょうわい」であれもこれもでしたが、「あれある?」と聞かれて、ガサゴソと車内を見てみて「すみません・・・」後で確認してみると、探した脇あたりにあって、売上とお客様の信頼が・・・なんてことも度々でした。(あるよ!と言いたい)
段々と売れる物は目立つ場所に、売れない物は排除され、精査してきたラッキーセブン号です。
朝7:00位には基幹店に立ち入り、ピッキングの始まり。
加工品や菓子・家庭の商品は、前日売れた分を前日に自分でピッキング。そいつらの積み込みから入ります。
本当は店のグロサリー担当さんがやってくれていたのですが、甘えは禁物。売った分は自分が一番知っているわけだし、売れた分を自分でピッキングすることにより、それに伴ってこれも売れるかもと品揃えを変えていきました。
面倒ですが、これは功を奏していると思います。
新たな売れ筋の発見にも一役買い、また「こんなのあるん?」と聞かれたときに、売り場の商品を思い出すのも容易にできました。
そののち毎日お願いしている(ピッキングリストを渡している)商品を積み込み。
青果・鮮魚・精肉・惣菜・日配品・パンを各担当の方が、集めてくれます。
スーパー出身者としては、本当に面倒な仕事だろうと分かりますが、これからもお願いします!
これを積み込むと同時に、今日のお客様の買ってくれるであろう商品群をピッキング。
3コースありますが、それぞれ売れる物も違いますし、午前と午後でも必要なものは違います。不特定多数とは違い、ピンポイントの客層なので、好まれる商品群を見定めます。
当初は一人ずつ思い起こして、商品をピッキングしてましたが、時間がかかるので、今はリストにまとめて、このコースはこいつら!と曜日別の個別ピッキングリストを使い、集めていきます。これにより少しは時間短縮につながっています。
いかに明確化するかです。
問題はその商品が揃ってくれるかだけです。各部門の揃い具合が、日により違うので、特に惣菜・魚などは大変です。(愚痴はやめておきましょう・・・)
課題は、本来10:00出発で、早ければそれに越したことないのですが、ほぼ10:00で出発出来ていない点。往生際が悪いのです。
リストは活用していますが、あれも売れるかも・・・今売場に行けばもっといいものが出てるかも・・・あれ忘れてた・・・等々。
売れる商品を積んでないで、出発しても意味なし!(あるよ!と言いたい)
想像の中で、あれもないこれもない・・・「あんた何しに来たん!」なんてお客さんに思われたら最後。しかも最後のお客さんまで商品を持たす量が必要。これが意外と難しい・・・
目下試行錯誤を繰り返す毎日。10:00前後と午後の出発前は、早く出たいけど、商品も揃えたい。そのジレンマでいつも悩みます。
品揃えの話もしたかったのですが、だらだら長くなったので今日はこれまで、結論としては・・・
ピッキングこそ、鍵を使わず錠を開ける最大の鍵?と言う事です。つづく・・・
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