不在

　不在・・・本来いるべき場所にいないこと。家にいないこと。留守。
　”アリバイ”と言うと、違う場所にいたことの実在証明のように感じられるが、実は現場にいなかった不在証明の事。
　一昔前アリバイ会社なるものが大盛況。世の水商売や裏街道を行く女性達の、良き助っ人となっていた。
　家族友人からの電話の取次ぎ、就業証明書・源泉徴収票などの発行。偽上司同僚からのメールやＬＩＮＥメッセージの送信。
　あたかも正規の企業に就労しているかのように、装ってくれる。
　ちなみに料金は、登録料が女性10,000円男性12,000円。プランも各種用意され月額5,000円～（成功報酬の会社もあり）
　ただし昨今では、水商売も市民権を得たのか？働く方々が気にしなくなったのか？需要は少なくなった。その代り、保育園入園，学童保育の入園手続きのための偽装工作が、多くなったと言う。
　時代背景も変わると、仕事内容も変わるものである。

　今回は10月の営業報告と言うよりは、原因究明です。
　縁石の自損事故、冷蔵庫故障による冷蔵品の品薄欠品、急な2日間の謹慎休み、と売上を下げ、年金支給もあったにもかかわらず、結果9月よりもさらに日販1,000円ダウンの結果となってしまいました。
　他Sスターの仲間は好調だっただけに、かなり落ち込んでおります。
　「入院することになったけん、退院したら電話しますね」
　「おばぁちゃん、転んで入院してるから、退院したらまたお願いします」
　と相次ぐ入院不在の連絡・・・
　病院の診察があるからと、4軒連続のお休み宣言（？）
　普段いるはずのお宅が、3回連続の無連絡不在（？）
　いつもは最低でも二人、多い時は6～7人待っていてくれた、公民館の前の集会所でも・・・







　誰もいない・・・いつもは自販機の向こうのあたりで、3～4人井戸端会議しているのに・・・寂しい光景を目の当たりにしています。
　とうとう10月は誰も来ませんでした・・・（向かいのお客さんだけは、お声掛けして来てくれてますが）
　グラフをまた作ろうとも思いましたが、力なくできませんでしたが、客数は10月は激減。単価も何となく落ちていました。
　やはり販売業、売れている時は楽しいですが、不調な時は面白くなく気が萎えるもの。
　これではいけません！検証です！改善です！
　そもそもラッキーセブン号に載せられる物量も限られ、Sスターの商品群もさほど変わることもない現状。今までも触れましたが、マンネリになるのも当然。
　そこで売場の変更をまたしました。







　冷凍庫を無くした跡地に、鍋コーナーを作りましたが、また更に、気温も下がったところで、チョコレートコーナーを増設。
　今このチョコレート軍団が、日販2,000円ほどの貢献となっております。
　不在者の人達は、どうすることもできませんが、少しでも魅力ある商品を提供するしかありません。
　結果を気にして落ち込んでいても仕方ない。行動あるのみです（大した行動も出来ませんが・・・）







　日はまた昇るですな。つづく・・・