vol.105 初詣

 初詣・・・年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事。一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする。初参りとも言う。
 元々の原型は、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて、氏神の社に籠る習慣の”年籠り”と言う行事からである。そして恵方に位置する神社にお参りに行く”恵方参り”と、家の周りでお参りするのが常とされていた。
 ただ”歳神様”を家に招き入れ、おもてなしするのが基本。家にいることが常であり、初詣文化が起こったのは、意外に明治以降のこと。
 そう、鉄道が開通し人々が遠くまで足を運べるようになってからである。
 そして初詣文化の火付け役は、鉄道会社の宣伝「電車に乗って○○神社に初詣に行こう!」である。
 大きな神社にお参りに行かす事により、鉄道会社が儲かる。と言う事からである。
 初詣の人出ランキング
 第一位 明治神宮(東京)317万人  第二位 成田山新勝寺(千葉県)309万人  第三位 川崎大師平間寺(神奈川県) 307万人
 今年も鉄道に乗って、初詣客は大移動をしている。


 皆様、明けましておめでとうございます!
 新たな年になり、気持ち新たに頑張りましょう!

 昨年の自分の漢字は”喝!”でしたが、今年の抱負として、自分の今年の漢字は”躍”です。
 喝!を入れて走り始めたことを、高く飛び上がり、勢い良く動き廻る!”おどる”ではなく”やく”です。

 と言う事で、昨年のお礼と今年の祈願として、自分の”守り神” 氏神である”椿神社”こと”伊豫豆比古命神社”に行ってきました。
 よーし、一年の計は元旦にあり!と言う事で、朝早く起きて初詣に行くぞ~
 と思っていたものの、朝起きたのは10時過ぎ・・・なんだかんだモソモソしてご飯を食べて、動き出したのは15時・・・
 今年一年も、思いやられます・・・

 夏越大祓式(夏越祭)以来のお椿さん。
 想像はしてたものの、車・車・車・・・人・人・人・・・
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 駐車場も増設していましたが、全く追いつかずと言った感じでした。心なしか誘導の警備員さんも切れ気味なのが笑わせました。
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 楽しみな屋台に心奪われましたが、まずはお参りが先!久しぶりの人ごみに、少し酔いそうな状態でしたが、人ごみをかき分けながら進みました。

 まずは本殿横にある末社”奏者社”に参拝。
 御祭神に”潮鳴栲綱翁神”(しおなるたぐつなのおきなのかみ)と舌を嚙みそうな神様を祀っており、”伊豫豆比古命”と”伊豫豆比売命”が舟山に船を寄せた時、先住民の代表である潮鳴栲綱翁神が迎えられたという古事により、”万事取り次ぎを頂ける神”とされています。
 意外とお参りする人が少ないですが、まずはここに参拝して、伊豫豆比古命神社へ迎え入れてくれたことの感謝を伝えるのが、しきたりとなっています。
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 そして本殿参拝。
 16列の鈴が増設してありましたが、それでもかなり参拝客で一杯でした。
 お参りをし、おみくじを引くと”末吉”
 ”満点か零点か”と書かれていました。勿論「よ~し満点か!」とポジティブに考えながら、結局結んできました。
 そのおみくじの中に、お守りが入っていて、嫁は”勝軍八幡神社”の扁額(鳥居などに掲げる額)自分のは気になっていた”貸銭神事”の20円。
 ”例大祭”の時には”貸銭神事”をするぞ!と思っていたので、当たりくじを引いた(すみません)気がしました。
 その後本殿の階段を降りて”勝軍八幡神社”で参拝。
 勝負に勝つ!ことを祈願して、お楽しみの屋台!
 もちろん”東京ケーキ”屋さんもありました。
 しかし目を付けたのはこいつ!
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 ”はしまき”
 なんじゃそりゃ!初耳もいいところ、と言う事でさっそく実食!
 うまい!
 けど・・・要はお好み焼きを箸に巻いた物。そりゃ旨いわな。
 調べたところ、九州発祥で中国四国地方の大阪よりも以西では、屋台の定番らしい。大阪では普通にお好み焼きを食べた方が、うまいでっせ!と言う事で、それより東にはあまり浸透していないらしい。
 ”東京ケーキ”同じく”はしまき” 屋台好きにはたまらなく、心騒ぐ所ですな、四国は!

 まだ物足りないので、串焼き(牛カルビ串と豚バラ串)を頂きました(あんた昼飯も食べたでしょうに!)
 海老名のサービスエリア等で、幾度となく食べましたが、ここのは大変柔らかく旨かったです(ご飯が欲しくなるんだよね)
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 その後、鳥居のすぐ脇の大きな楠の木に。
 以前にも話しましたが、ここには”お紅さん”と呼ばれる牝狸が住んで居ると言われ、嫁曰く、椿神社の中でここが一番の御神体と言っています。
 お参りを終えて、嫁が写真をパチリ。
 すると・・・不思議なことに後光が!
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 右は同時に取った写真。違いは歴然!
 お紅さんが「よく来たね。明けましておめでとう!」と挨拶してくれたのでしょうか?
 なんとも不思議な現象を捉えました。
 嫁は、この画像を大事に待受けにしていました。

 最後に”古札納所”へ、昨年のお守りを納めに行くと、そこは巨大な特設収め箱(?)が!
 正月の大きな神社へ、行った事無いのでわかりませんが、こんなに大きなのが必要なのか?
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 納所の前の注意書き”看板”には・・・(画像をクリックし、拡大してお読みください)
 「*正月鏡餅・ミカンはお召し上がりください」
 色々な物を、投げ込む人がいるのね。

 昨年は申年で自分の年でしたが、今年は酉年。
 更なる飛躍を誓い”お椿さん”と”お紅さん”に別れを言って、伊豫豆比古命神社を後にしました。つづく・・・
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