vol.110 安全運転

 安全運転・・・自動車・列車・機械などを、操作要領に従って慎重に操作すること。
 ”交通戦争”とまで言われた1970年代。交通事故死亡者のピークも1970年の16,765人と、まさしく戦争と呼ばれるに値する死者数だ。
 警察庁の発表では、2016年の交通事故死亡者数は3,904人。40数年経った今、当時の20%にまで減少している。
 その要因としては、自動車の安全性能が向上、道路状況の整備、講習会などによる運転者の意識向上、警察による取り締まり強化、違反者の罰則の厳罰化、が挙げられている。
 その中でも、自動車の安全性能は日々進化し、いづれは”自動運転””無人運転”によって、事故の9割以上の原因”ヒューマンエラー”撲滅の日も、やって来るかも知れない。
 そして次にやって来る課題は、”A・Iエラー”による、交通事故死亡者の撲滅である・・・

 ~前回のあらすじ~
 spaickのもとに一通の運転免許更新通知書が届く。年明け後更新に赴いたspaickであったが、長い間の東京暮らしのため、更新を阻まれてしまう。
 一度は挫折を味わうも、更新のリベンジを果たし、熱血で冷静な落語家のような教官や、教本をゴミ箱に投げ捨てていた若者との出会いを通し、新しい運転免許を見つめ、改めて”とくし丸”の移動販売車での安全運転を心に誓うのであった・・・
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 と、一度海外ドラマ風なのをやってみたかったので・・・

 今回は”安全運転”
 東京での混沌とした道路事情から、この愛媛の地に来て、車の運転をする仕事を生業にしているので、そのカルチャーショックと、愛媛の運転事情のご紹介です。

 自宅が最寄駅迄徒歩20分あったせいか?東京でも通勤は車。渋滞にはまると30分で着くところも、2倍3倍かかる時もありました(遅刻だがね!)
 夕方なんぞに運転していると、走っている時間より、停まっている時間の方が多いと感じる時もあります。
 そんな東京だからか?”こち亀”の本田よろしく、車に乗ると性格が荒くなる人も多く(自分もそうですが)イライラ運転が常です。
 そんな東京の運転マナーと比べると、愛媛のマナーは全体的にはかなり優しいです。
 東京ではビュンビュン飛ばし屋さん達が多かったですが、皆さん制限時速をほぼ守っているような、適度なゆっくり運転。
 他の県や、四国でも高知・香川・徳島と、少なからず運転しましたが、ここ愛媛が一番スピード感が優しいです。
 恐らく愛媛県の県民性・人柄・お国柄。そして高齢者の車が多いからでしょうか?
 最初の内は、取り締まりが厳しすぎて、そうなのかと思いました。
 そんなに運転がうまくない自分には、かなり運転しやすい環境です。

 しかし厄介な部分も多いです。
 まずは、初期のころにも話しましたが、道が狭いこと。
 ”愛媛国体”もあり、高速道路も国道も、少しづつ整備されてます。しかし一本横道に入ると、狭いこと狭いこと。しかも両通。一方通行なんぞは、松山市内の繁華街位です。
 一度通った道、知っている道以外は、なるべく車では行かないようにしてます(いつ前方から車がやって来るか・・・)
 そしてもう一つ。
 折角2車線道路でも・・・
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 左は通行車線で、右が追越し車線。
 皆さん知っているのでしょうか?
 折角交通量は少なく、路上駐車もないのに・・・
 2車線を2台の車が並走して、走っていることが多い!
 追越したくても、ブロックされていて追越せない・・・少しずらして走ってくれれば良いのに・・・この状態で、延々着いて行かなくてはならないのです。
 もう一つ軽く困るとしたら、信号無しの十字路・T字路で、お互いにお見合いしてしまう事。
 「そちらが優先ですよ。お先にどうぞ」と停まっていると・・・
 「・・・・・」全く反応なし。手で”どうぞ”と合図しても、動きません。
 「なんで行かんの!わかったよ!行けばいいんじゃろ!」
 と動こうとすると・・・向こうが動き出す・・・
 こちらでは、結構ありがち。大体は高齢者の方ですが・・・

 そして気を付けないといけないのは”伊予の早曲がり”と言う言葉があるように、信号が変わると瞬間に、右折車が曲がってきたり、信号が変わっているのに、一台くらいは追随して来て曲がってきます。
 だから、信号が変わって一呼吸位空けて、発進しないといつ突っ込んでこられるかわかりません。

 引っ越してきた当時、自宅前の十字路でも、立て続けに2回事故発生。
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 十字路で出会いがしらの衝突事故。車は横転していました。車内の人が抜け出せなくて、近所の人が力を合わせて助けてました。

 外仕事になったから感じるのか・・・街中でもちょくちょく事故に出くわします。
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 突っ込み事故は、これまでに3~4回。運転中で、お巡りさんがあちこち居る中なので、シャッターチャンスが無いのが残念(不謹慎です!)
 この他、側溝に”脱輪”も3~4回。JAFが助けている光景も、度々。
 よく見てみると、やはり高齢者が運転している率は、高いです。

 穏やかそうに見えて、結構事故が多い!
 もらい事故をしないように、気を付けなければ・・・

 そして、自分でもバック時に後部を石垣にぶつけ”縁石”に乗り上げ、修理に出す羽目に。
 半年で2回!
 自分の運転もしかりですが、仕事が押している”タイムトライアル”時は特に、気を付けなければなりません。
 一事故起こせば、待っていてくれるお客さんの所にも行けず、日々の収入にも影響が・・・
 ましては本日は雪予報。
 お休みで命拾いですが、この先は・・・

 免許を更新したのを機会に、改めて安全運転を誓います。
 *次回はようやく、スタッドレスタイヤの回です(忘れていたわけではありません)つづく・・・









 

 
 

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