vol.128 春よ来い

 春よ来い・・・大正時代後期に作曲された童謡。
 作曲は弘田 龍太郎、作詞は、早稲田大学校歌「都の西北」を手がけた、新潟県糸魚川市出身の詩人相馬御風。

 ”春よ来い 早く来い 歩き始めた 〇〇ちゃんが
  赤い鼻緒の △▵△▵履いて おんもへ出たいと 待っている”

 さてクイズです。
 〇〇と△▵△▵には、何が入るでしょうか?
 答えは、最後の”つづく・・・”の後で。


 最近のブログでは”シリーズ青色申告”に手が掛かり過ぎて、本業が何なのか見失ってる感がありますが・・・
 決して”確定申告をする仕事”をしている訳ではありません。

 私の本業は・・・勿論”とくし丸”です!

 と言う事で今回は、とくし丸で春を感じている話です。

 やれ”暗闇”だ、やれ”やまじ”だと、辛い事ばかり書いていますが、実は季節を体感できる楽しい仕事なのです。


 「あれ!とくし丸さん見てみ!テントウムシがおるで!」
 お客さんに言われて、覗いてみると・・・
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 皆さん見えますか?
 ”ナナホシテントウ” 
 甲虫目 カブトムシ亜目 テントウムシ科 テントウムシ亜科 漢字で書くと”七星天道”
 東京では、最近トンと見なくなった、テントウ虫です。

 販売そっちのけで、お客さんと撮影会をした後、そ~と左舷の扉を閉めて、それ以降の3件ほどのお客さんに「春が来ましたよ~」と見せまわりました。
 その後、わいわいしている内に、ぴや~と空に飛んで行ってしまいました。


 「シイタケたくさん採れたけん、持っていき」
 「え~いいんですか~それじゃ、5~6個貰っていいですか?」
 以前も違うお宅で頂きましたが(”ギフト”参照)あれはまだ秋の時期。美味しく頂いた記憶があります。
 「何言ってるの。こんな所まで来てくれる人なんかいないんだから、もっと持って行き。この位しないと罰が当たる」
 と、袋に盛り盛り、山盛り頂きました。
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 ハラタケ目 キシメジ科 漢字で書くと”椎茸”または”香蕈”
 シイタケの旬は、年に2回。
 抜群の香りと張りのある身の、9~11月の秋収穫されるシイタケ。”秋子”と呼ばれて、焼き椎茸やてんぷらに最適で、鍋物にも欠かせない。
 一方、厳しい冬を超えて、3~5月に収穫される、春のシイタケを”春子”といい、旨味をたっぷり蓄えて、肉厚で美味しいシイタケです。
 そう言えば、最近のお家では、シイタケを干しているお家が多いです。
 今回は、嫁に天ぷらにしてもらい、美味しく頂きました(当面、シイタケ料理が続きました)


 最近、とくし丸を走らせて、挙動不審な人達をよく見かけます。
 川や畑の土手で、何やら探し物をしている人たち・・・
 「〇〇さん、後でつくし取りに行かへん?」
 「あまりしんどい所は、行けへんよ。それで良ければ行くで」
 お客さん同士の会話で、な~る。
 あの挙動不審人物たちは、つくしを採ってたのか!
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 シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属の植物”スギナ”の、胞子茎の部分。漢字で書くと”土筆”
 ギフトでは貰えませんでしたが(残念)他のお客さんの収穫を見せてもらいました。
 卵とじ等にして頂くそうな。

 親方、Sスターの方々には申し訳ありませんが・・・お客さんの収穫した、シイタケ・つくし・ゆずetc. 店で売っている物より、大きくて旨そうです。
 我がとくし丸ラッキーセブン号では、青果商品がさっぱり売れませんが、仕方が無いですな・・・とほほ・・・


 ここ一週間は寒い日もあり、凍える日もありましたが、今日は非常に暖かく、まさしく三寒四温。
 だんだんと、温かくなっていきます。
 買い揃えた”コーディネイト”も、少しづつタンス行き。
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 とくし丸稼業も、要約やりやすく楽しめる、季節がやって来ています。
 それに比例して、道を走っていると、黄色い絨毯のように”菜の花”が至る所に咲いています。
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 アブラナ科アブラナ属の花の総称。漢字で書くと・・・やはり”菜の花”
 道の傍らや、家の軒先等、スペースを見つけて、目を楽しましてくれます。
 忙しくても、ついついパチリ。
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 それとは別に、所々でこんな春が。
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 今咲いているのは、バラ科 サクラ属の早咲の”カンザクラ”(?)漢字で書くと”寒桜”
 要所要所で出くわします。
 バラ科 サクラ属サクラ亜属の”ソメイヨシノ”も、咲きだして満開になるのは来週か再来週でしょうか?
 ちなみに漢字で書くと”染井吉野”
 江戸末期から明治初期に、江戸染井村の造園師や植木職人達が育成したことから、名付けられたようですが、実に”雅”な名前です。
 ここ東温市では、桜の見所がかなり多いとか。
 ”ギフト”と同じく、とくし丸の役得ですね。
 早く春よ来い!つづく・・・

 クイズの答え
  〇〇・・・”みい”(ちゃん)
  ”みよ”ちゃんと記憶している人も、多いのでは?
  ”みいちゃん”のモデルは、作詩をしている相馬御風の長女です。

  △▵△▵・・・”じょじょ”(履いて)
  ”じょじょ”とは、ぞうりの事で、”おんも”(表・外)と同じく、幼稚語です。
  春が来たら、みいちゃんもじょじょを履いて、大冒険するのでしょうか?
  心待ちの春も、もう目と鼻の先ですよ。みいちゃん。
  本当につづく・・・


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この記事へのコメント

  • ワイズマン

    僕だけがコメントして申し訳ないですが・・・。

    実際になっているところや、生えているところを見て、収穫すると旬というものをより感じるんでしょうね。
    あと季節の移り変わりも。

    スーパーの世界では、きのこも、工業製品のようになってしまっていますが、通年で食べられるよりも、その時期しか食べることが出来ないという方が、ありがたみも違う気がします。
    2017年03月31日 14:51
  • spaick

    まるで文通してるみたいですね❤
    実際に食べてみると、やっぱり旨いです。
    朝採りなんちゃらーとかが美味しいように、採れ立ては、ひと味違います。
    旬とは売るタイミングと思っていましたが、食べるタイミングなんだなあと感じる毎日です。
    それではまた!



    >ワイズマンさん
    >
    >僕だけがコメントして申し訳ないですが・・・。
    >
    >実際になっているところや、生えているところを見て、収穫すると旬というものをより感じるんでしょうね。
    >あと季節の移り変わりも。
    >
    >スーパーの世界では、きのこも、工業製品のようになってしまっていますが、通年で食べられるよりも、その時期しか食べることが出来ないという方が、ありがたみも違う気がします。
    >
    2017年03月31日 22:20

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