vol.135 松山城

 松山城・・・賤ヶ岳の七本槍・七将で有名な”加藤嘉明”が、1602年に築き始めた城。
 松山市の中心にある勝山に、門・櫓・塀を多数備え、狭間や石落とし、高石垣などを巧みに配し、攻守の機能に優れた連立式天守を構えた平山城となっている。
 1635年以降、松平定信が城主になり、明治維新までの235年の間統治した結果、現存する唯一の”葵の御門”を付される天守城郭となっている。
 重要文化財も、天守を含め21を数える。
 また昭和になり、放火や戦災により焼失したが、昭和33年以降木造による本格的な復元作業に取り掛かっている。
 ”日本100名城” 道後温泉と共に”美しい日本の歴史的風土100選” ”日本さくら名所100選” ”日本の歴史公園100選”の指定も受けている。

 標高132mの山に、本丸から天守の高さが29mの城。
 合わせて標高161mの城郭は、松山市のほぼどこからでも、その雄姿を目にすることが出来る。
 今も昔も未来も・・・市民の心の礎となっている。
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 ”さくら”だったり”宇梶さん”だったりで、順番が大分後になってしまいましたが・・・
 覚えていましたか?
 ウルトラセブンのカプセル怪獣のような、松山市の優待券!
 (他から松山市に越してくると、頂けます)
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 4月で期限を迎えてしまうので、慌てて先々週に使わせてもらいました(まださくらが咲きかけの時です)

 思えば”vol.8 強行軍”の頃の昨年3月初め。
 嫁とわんこを連れて、松山に引っ越し先を探すため、来た時以来。
 しかもわんこ連れだったので、天守閣には行けませんでした。

 と言う事で、「松山城 天守閣、行け!」

 ロープウェイの乗り場は、少しわかり辛いですが”大街道”から国道11号を渡ると”ロープウェイ街”と言う商店街があり、その通り沿いに乗り場があります。
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 定員47名のロープウェイ(10分おきに運航)でも、一人乗りのリフト(常時)でも、どちらでも料金は510円(往復)片道では270円。
 天守観覧は510円。

 今回の優待券では、往復と天守観覧合わせて、1,020円が無料となりました。

 チケット売り場が3階にありますが、その前に2階に立ち寄り一服。
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 実はこの場所、思い出の場所であり、運命を決めた!と言っても良い場所です。

 ほぼ一年前の事。
 ”強行軍”の中で、引越し先も決まり、Sスターの部長さんに、
 「Sスターでとくし丸をやります!」
 と、TELをした運命の場所です。

 長くもあっという間の、新たなる一年でした!

 さて、まずはロープウェイに乗って”長者ヶ平”まで。
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 一年前は、ワンコを抱いてリフトで行ったので、今回はロープウェイで行きました。

 かなり混んでいて、久々の満員電車(ロープウェイ)

 ほんの3分程の道のりでしたが、中ではガイドさんが、簡単な松山城の解説をしてくれます。
 「松山城は・・・・となっております。本日は松山城にお越し下さり、ありがとうございました。だんだん」
 ぎゅうぎゅうの中で、嫁と顔を見合わせました。
 「”だんだん”って何だ?」
 すごく気になる単語でしたが、それが何かは後日の報告で・・・

 ”長者ヶ平”からは、約15分。
 なだらかな坂道の中、迷路のようにグネグネ回り込みながら進みます。
 さすが城だけあって、敵にまっすぐ攻め入られないようになってるんですね
 あんな高い所から、石が降ってきたらたまったもんじゃない。
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 江戸時代の侍たちは、大変だったでしょうね。
 ロープウェイもない中で、お城勤めの人達は、毎日通っていたのかと思うと、いつの世もサラリーマンは辛いものだなぁと感じます(自分は自営業!)

 本丸広場まで着くと、以前にも増して人ごみ。
 観光の方々も多かったですが、さくらの名所でもあるためか?

 懐かしい!
 1年前、キャラクターの”よしあきくん”と、ここで写真を撮ったなぁ。
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 あれれ!
 結婚式を挙げてる若人がおるね。
 お幸せに!

 まっすぐ進み天守閣入口へ。
 ここからは初潜入。

 重要文化財”筋鉄門東塀”
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 天守玄関がある中庭を防衛する重要な門。三ノ門から侵入する敵の正面を射撃する構えとなっている。
 嫁!それは弓矢の形だぞ・・・

 いよいよ天守に潜入。
 中に入ると、下駄箱が一面並びスリッパに履き替えて入ります。
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 順路に沿って進んでいきますが、階段が滅茶苦茶”急”になっているので、気を付けなければ!
 今まで修学旅行等で、姫路城とかに行きましたが、どこのお城も、階段が急!
 なんでだろう?(いつの日にか調べてみましょう)

 上っていくと、展示品が数多く並んでいます。
 松山城を築いた、加藤義明自身がまとった、鎧や・・・
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 侍の絵・・・いやこれは、当時誰ぞが書いた”侍の落書き”
 いつの世も変わりませんね。
 子供みたいに、鼻毛を描いたり、矢印で”アホ”とか書かないでおいて、良かったね、当時の誰ぞの人。

 ようやく天守へ。
 自分のとくし丸の基幹店は、丁度天守位の標高らしいと、誰かに聞いたことがあります。
 こんな高く迄、緩やかに坂になっているんだな。

 絶景かな~!
 松山が丸見えです!
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 こんなところに殿様は住んでいたのか!

 凄いなぁと思う反面、風も強く、見晴らし良すぎて、落ち着かん。
 自分、高所恐怖症なので、そわそわして、天守の画像を撮り損ねた・・・

 さて、一通り見学して、また急な階段を下りて、天守を後にします。
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 ”よしあき君”にお別れし、ソフトクリームにもわき目も降らず・・・
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 その隣には、重要文化財の”井戸”があります。
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 この”井戸”南北2つの峰を埋め立てて本丸の敷地を作った際、谷底にあった泉を井戸として残したもので、井戸の直径2m深さ44.2m。
 当時の技術では、通常、掘ることができない深さがある特別な”井戸”です。
 それ故に、
 底なし井戸だ、大コオモリがいる、大判小判が投げ込まれている、等々・・・
 多くのミステリーを携えた、曰くつきの”井戸”です。

 さて帰りは、リフトでご帰還。
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 高所恐怖症ではありますが、綺麗な花を優雅に見ながら(と見せかけて)下山しました。
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 下に着くと、ついついこれをやってしまいます。
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 ”水琴窟”
 なかなかいい音色です。

 ”守り神”の前説で話しましたが、屋根の上のちゃちほこにも、ア・ウンがいたんですね。
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 天守の屋根の上にいた”守り神” しゃちほこ。
 ここに居るのは先代の物で、現在屋根の上にいるしゃちほこには、名前も付いていると言います。
 一般公募で、口が空いている方を”天丸” 口を結んでいる方を”まつ姫”
 何と住民票まであるそうな・・・
 ”守り神”としての威厳が・・・

 さて、ロープウェイ乗り場を出て、向かいの”みやげもんや 城山横丁”で”不知火ジュース”を一杯。
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 このみかんジュース、濃厚で酸味も少なく、こりゃ旨い!
 山登りで乾いたのどを潤してくれました。
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 2011年に開催された”ニッポン全国ご当地おやつランキング”でグランプリを受賞した”ちゅうちゅうゼリー”で人気のお店。
 1個1個選び抜かれたみかんから、手絞りで作られたジュース!
 みかんの種類別に、豊富に取り揃えていました。
 ちなみに”せとか”と”はるみ”を購入。
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 少しお高いけれども、味は保証します。
 (みきゃんのぬいぐるみが欲しっかったけど・・・今回は我慢)

 ”松山城”を後にし、残る一つの”カプセル怪獣”
 ”坂の上の雲ミュージアム”に向かいました。つづく・・・

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