vol.143 水の都

 水の都・・・運河や水路、河川等の水景が都市景観の形成に大きな役割を果たしている都市に対して使用される愛称。
 水運が発達し、貿易の拠点としても重要な都市として、国際的な位置づけをされている事が多い。
 ”水の都”と言うと、オランダ・アムステルダムやベルギー・ブルッヘ、中国・蘇州、タイ・バンコク等、数多くの都が存在する。
 しかしイタリアのヴェネツィア(ベニス)程の”水の都”は無いだろう。
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 中世では”ヴェネツィア共和国”の首都として栄えた都市で「アドリア海の女王」「アドリア海の真珠」などの別名を持つ。
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 世界遺産にも登録されている、正真正銘の”水の都”である。

 しかし例年、秋から春にかけて”アックア・アルタ”と言う現象に見舞われてきた。
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 高潮と吹き荒れる風によって”ヴェネチア”の街の内部まで浸水してしまう、異常潮位現象である。
 しかしここ数年、今度は逆に運河が干上がる現象に見舞われている。
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 地球温暖化の影響もあるのだろうが・・・
 水が観光資源である”水の都”は ”アドリア海の女王”に翻弄されている。



 最近ブログアップが滞っている中、このままでは”小次郎”に社長イスを奪われかねない。
 奴を野放しにしないためにも、ネタもたまる一方なので、がんばってブログアップしましょう!

 さ~て、何のネタからアップするべきか~

 そう!今が旬の話題から!
 と言う事で、今回は”水の都” ”田んぼ”の話です。

 4月終わり頃から、とくし丸で走っていると、どんどん風景が変わって行きます。
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 そら豆等がそっと育てられていた畑ですが、徐々に地ならしされていきます。
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 場所によっては、昨年の残りの稲を、焼き畑している所もありました。

 この時期、色々な”秘密兵器”が登場します。
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 ”田んぼ”のブログを書こうとしているのに、農業経験・知識共に0なので、全く名前がわかりません(調べろよ!)
 ”秘密兵器”達と言う事で・・・あしからず・・・

 そして地域により畑により、時期はまちまちですが、徐々に水路から水が入り始めます。
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 少しずつじわじわと、水の張った”田んぼ”が増えてきました。
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 去年は、丁度”開拓”している時期で、ゆっくり愛でる余裕もありませんでしたが・・・
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 空気が浄化されて、潤いがある穏やかな風がそよぎます。
 実に清々しい!
 やはり今の地に、とくし丸をやりに来て正解!
 つくづく実感します。

 お客さんには農家さんが多いので、5月入ると一気に慌ただしくなってきました。
 GW前、助六寿司やおにぎりや、久々にすっからかんになる事もありました(来年は、この時期を逃さないようにしよう!)

 あるお客さんの所では丁度”種籾”を”育苗箱”に入れていました。
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 そして2週間ほどで稲が育つので、その後ようやく田植えとなるそうです。
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 しかしこの時期、少し困ったことが・・・
 普段とくし丸を停めている日当たりの良い軒先の場所に、稲が並んでいて圧迫されています。

 いつも5人程集まってくれるお宅でも”育苗箱”が並んでいて、脇道での販売を余儀なくされました。
 こちらのお宅では、とくし丸の時間になると、軒下にイス(?)を用意して、雑談しながら待っていてくれます。
 ずいぶんと可愛がられています。
 販売終了後、このブログの為に・・・
 「稲を写真撮っていいですか?」
 と言うと、おもむろに皆がポーズをとりだしました。
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 ついでにパチリ(Vサインまでされたら撮るしかないでしょ)
 日頃の感謝の為に、パソコンで写真を焼いてお渡ししました。
 大変喜んでくれましたよ。

 しばらくすると、段々と稲が植えられていきます。
 整然と並んだ稲は、実に気持ちいい!(自分の血液型はA型です)
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 岸からそ~とのぞき込むと・・・
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 左は小さすぎて見えないでしょうが・・・オタマジャクシらしきもの(けど違う小さい生き物)がうようよ。
 小学生の頃、学研の付録で、生きた化石”カブトエビ”を育てましたが、恐らくそいつらか?
 そして右の写真のように、沢蟹が!
 どこからやって来たんだ~
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 川から引かれた水路が至る所にあり、そこからか?
 いずれにしても、水路のせせらぎが心地が良い!

 そんな”水の都”を、ラッキーセブン号とくし丸で走る日々・・・いいもんですよ。
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 役得、役得!つづく・・・


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