vol.163 時計

 時計・・・時刻を知るための、また時間を計るための器機・道具。
 ”ロレックス”や”フランクミュラー” ”パテックフィリップ” ”ピアジェ”など代表的ブランド時計には、コレクターも多く存在している。
 中には何百もの数を揃える者や、60億もの高額時計をコレクトする者までいる。

 ”終末時計”と言うのをご存じだろうか?
終末.jpg終末2.png







 1947年にアメリカの科学誌”Bulletin of the Atomic Scientists”の表紙として登場し、以来人類滅亡の危険性が高まると針が進められ、危険性が下がれば針が戻されている。
 核兵器の脅威のみならず、気候変動による環境破壊や生命科学の負の側面からも、針が動いていく。
 最も針が進んだのは、1953年。
 米ソが相次いで水爆実験をした年で、2分前。
 最も針が戻ったのは、1991年。
 ソ連崩壊による冷戦終結した年で、17分前。

 今現在、2017年は・・・2分30秒前。

 ”終末時計”をコレクションしている者達によって、タイムリミットが目前となっている・・・



 ”シリーズ夏休み”のネタも、いくつかあったのですが・・・
 もうお盆・・・
 時の経つのは早いものです!(と誤魔化している!)

 それを暗示してか・・・数日前の話。

 販売の途中で、何の前触れもなく、突然に!
 腕時計のベルトが外れてしまいました!

 ちょっと脱線しますが、
 「時間に追われる人生なんて!」
 中学時代までは、腕時計を付ける事なく(貧乏だったわけではありません)自由人を気取りながら、過ごしていたような気がします。

 しかしいつの頃からか(高校でバイトしだした頃か?)時計が無いと過ごせない人間になりました。

 いずれ働くことからリタイヤした時には、時間を気にしない生活を送りたいと思っています。
 ”スローライフ”
 朝明るくなると起きて、やりたい事をやりたい時に楽しみ、暗くなりだしたら風呂に入って飯食って、テレビを見ながら眠りにつく・・・そして明るくなると起きだして・・・
 時を確認するのは御天道さん!(と、テレビ・・・)

 そんな生活に憧れますし、未だに目標です。

 さて本題に入り、壊れた時計ですが・・・

 シチズンの”インディペンデント ワールドタイム”
 8年前に新宿のヨドバシカメラで、選び抜いて買った腕時計です。
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 ワールドタイムは必要ないとしても、日付等が大きく文字盤に出てくれる優れもの。
 何といっても”黒”がいい!
 今ではどこでも売っていない、お気に入りの腕時計です。

 (ベルトの調整位ならば、自分でやりますか・・・)
 以前浅草の百貨店で、貴金属や時計の売り場を、ローテーションで受け持った時に、時計を販売した時にベルト調整をしてました。
 それにはそれ用の工具が必要で、それがあれば簡単な事は、お手のもんです。

 ベルトのコマの調整方法ですが、大きく分けて3パターン。
 板バネ式・Cリング式
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 自分の時計は、割りピン式
べると22.jpgべると8.jpg





 細い針型の工具で”割りピン”を抜き取り、コマを外してまた”割りピン”をさし込む作業。
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 しかし残念ながら”時計用工具”なんて物は持っていません。
ベルト.jpg工具.jpg





 手持ちのトンカチやサイズ違いのドライバーセットでは、歯が立ちません。
 しかもどうやら、ベルトの留め針が無くなったと言うよりも、端が折れて中で残っているようでした。
 そして最悪な事に、折れた部分のコマが、交換できるコマでなく、横穴のない部分のコマ。

 こりゃ自分では出来んな・・・

 と言う事で、二日間は時計無しの仕事になりました。

 スマホがあるから、何とかなるかと思いきや・・・
 販売中はとくし丸の車内の時計で、事足りましたが、問題なのが朝のピッキング。
 賞味期限を確認するのに腕を見る癖がついているので、チラチラ腕を見るし、チマチマポケットからスマホを取り出すのも邪魔くさい。
 時間配分が出来ない上に、ストレスが溜まることこの上ありません。

 休みになり早々に、ホームセンターの”ダイキ”に行きました。
 「5分程で出来ますから」
 と言われて、さすがプロ!
 と思いきや、5分経って戻ってみると・・・
 「実はこのコマの部分が、針が入らないコマなので、私どもでは・・・」
 やはりあんたもか?
 「こちらの修理屋さんを、ご紹介させてもらってるので、こちらで相談してください」

 その紹介してくれた修理屋さんは、ネットで調べて最初にヒットした所。
 時計工房”勇進堂”
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 住所愛媛県松山市湊町4丁目3−17  電話 089-921-4303
 定休日 毎週火曜日

 時計の販売はしていないようで、修理専門の所らしいです。
 狭い店内の半分以上は作業場で、3人程の店員さん?修理屋さんがいました。
 「このコマの部分に、穴が開いていないので、出来るかどうかわかりませんが・・・30分ほど時間を頂けますか?」
 メーカーさんに送る事になるかなぁ~と、半分はあきらめていましたが・・・
 30分街をふらつき、戻ってみるとものの見事に直っていました!

 さすが本職は違うなぁ!
 「予備の部品とかは取っておいてください。もうメーカーさんにも部品が無くて、取り寄せも出来ないんですよ。今回も内に残ってるやつで、何とか出来ました」
 修理代金 500円也。

 お気に入りの腕時計が、ようやく戻ってきました。
 これで仕事の段取りもうまくいく!

 たかが腕時計・・・されど腕時計!
 簡単に家で修理が出来ると思っていましたが、近くのホームセンターから松山の中心地まで、出向くことに!
 次回はただでは起きない修理直後談を!
 だんだん!

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