vol.178 人力車

 人力車・・・明治から大正時代を中心に徒歩よりも高速な移動手段として、人を乗せ”俥夫”が引き走る二輪車。
 起源は1868年頃の明治初期の日本。
 発明者は、和泉要助・高山幸助・鈴木徳次郎だと云われており、東京で見た馬車から”人力車”を発想し発明したとされる。

 ”東京ディズニーランド”の”ディズニー七夕デイズ”のパレードで、毎年登場する人がいる。
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 ミッキーを乗せ”人力車”を引く人。
 満面の笑顔で、毎年ミッキーを引いて、時折ハイタッチなどもする。

 この方、ランド系列の人間ではない。
 
 東京浅草で”講談人力車”をやっている ”岡崎屋惣次郎”

 浅草寺雷門から五重塔・観音堂・戦災樹木を通り、終盤は浅草の風を感じられるよう、墨田川を疾走して雷門に到着する50分の周遊。
 途中”歌”有り”話し”有り”語り部”有り。
 惣次郎独自の斬新な切り口の”人力車である。
 (走るだけではございません。下町の文化、歴史、人情話、戦争の語り部などの話しをする人力車です)
 日本の古典芸能に認められることを、目標にしている。
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 1966年愛知県生まれの、御年51歳。
 1997年”講談人力車”を創業 ”全国人力車組合”を結成 ”歴史乗り物博物館”を創設し館長に就任、”輪タク部門” ”モンキー部門” ”駕籠部門”等々を設立、全国出張し人力車・駕籠・輪タク・猿回しと、イベント出張をしている。
 東日本大震災の折には”行方不明者海上捜索カメラマン”として同行し、以後”震災復興プロジェクト”として、人力車で笑顔の復興の為、ボランティア・復興イベントなどを行った。
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 生涯現役!死ぬまで人力車を引き続ける!最後はコテンと死んで、これが本当のコテン芸能を目指す!・・・らしい。

 まずはパワフルでアグレッシブ!
 ”岡崎屋惣次郎”の人力車ご覧あれ(講談人力車の映像が無くて残念)
 https://www.youtube.com/watch?v=BSXYCMgRqnE (成人式イベントYouTube 動画)
 http://okazakiya.com/index.htm (岡崎屋惣次郎ホームページ)

 株式会社 岡崎屋プロダクション
 東京都台東区雷門 2丁目 9-2
 TEL:0120-846-874 TEL:090-3098-9092
 FAX:03-5828-2206  info@okazakiya.com



 下手に旅行なんぞに行ってしまったもんだから、色々とブログの宿題が溜っているのに、そちらに行けません。
 あくまでも”小春日和本舗営業日誌”は、ビジネスブログなのに”テレビばっかり見ている食いしん坊の遊び人”のブログとなっています。
 折角愛媛県に来たのだから、愛媛県の良い所もご紹介!と思っていますが、なぜか大分県の話題になっています。
 色々とブログネタが溜っていますが・・・・
 早く愛媛県に(ブログ上)戻ってこなければ!

 と言う事で・・・
 ”シリーズ湯布院” 第4話
 ”湯布院ガーデンホテル”二日目に出会った”志”の話です。

 前の晩は、21:30位には眠ってしまい(腹がはちきれそうで、気絶していた)目覚めたのはまだ暗い4:00過ぎ、おもむろにスマホでブログを書き出して(vol.175)そうこうしている内に夜が明けてきました。
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 神秘的で、素晴らしい!

 本日の天気予報は、雨時々曇。
 何度となく触れてきましたが、何と言う”晴男”ぶりでしょうか!

 珍しく外が気になるようで”小次郎”君を、朝一で”ドッグラン”に。
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 人様のボールを、隙あらば・・・

 ドッグラン内と宿泊棟の入り口に”わんこ”洗い場があります。
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 さて朝食のバイキングは!
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 昨日食べれなかった(?)ご飯を、思う存分に!
 そこで見つけたのは・・・
 ”だんご汁”と”黒毛和牛のビーフカレー”
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 前々回の”春蔵”でメニューに載っていた”やせうま”の汁バージョン。
 ”だんご汁”と言っておきながら、きしめん風。
 山梨県の郷土料理”ほうとう”に似ている。
 その”だんご”にきな粉や蜜をかけて食べるのが”やせうま”
 諸説ありますが・・・平安時代に、京から落ちのびてきた若君が乳母の”八瀬”に「やせ、うまうま」とおやつをねだりし”八瀬”が作りだしたので”やせうま”と呼ばれるようになったとか・・・
 八瀬さん美味しくいただきましたよ。

 カレーは、昨晩の黒毛和牛が入った、スパイシーなカレー。
 シェフ自慢と書かれているだけあって
 こりゃ旨い!
 朝も黒毛和牛を堪能しました(カレー3杯半、頂きました!)

 部屋に戻ると、部屋の窓から・・・
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 曇ってくるかと思いきや・・・快晴!

 ”小次郎”君も”由布岳”を眺めています。

 さて、本日のメインイベント!
 ホテルの人に道を聞いて”湯布院”観光にLet's!

 ホテルからは車で10分弱。すぐ着きました。
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 JR九州の久大本線”由布院駅”

 情緒のあるのどかな駅です。

 1番ホームの端には”足湯”があります。
 入場券とは別に同額の足湯券(大人160円、小人80円)を購入すると、手拭い1枚がもらえて、足湯券は絵葉書にもなるそうです。

 駅を背にお土産通りを望むと、正面に奇麗な”由布岳”がそびえ立ってます。
 気持ちがいい!晴天なり!

 お~馬車じゃん!
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 こいつは”辻馬車”
 由布院駅~佛山寺〜宇奈岐日女神社〜由布院駅着を、1周50分ほどで巡っています。
 要予約が必要(由布院温泉観光案内所)”わんこ”はケージに入れても不可です。
 ちなみに料金は、大人(中学生以上)1,600円 子供(4歳以上)1,100円
 馬車に揺られて、湯布院の田園の中を観光するのも、良いかも知れません。

 お土産通りを歩くと、こんなものが。
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 さすが!温泉のメッカ!
 温泉卵の売り方も、気が利いています。

 駅から最初の交差点は、五差路になっていて、交通量も多いです。
 しかし、そこには信号がないのです!
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 この地、由布院の市道には、信号が一つもありません!
 これは由布岳を望むのに邪魔だからでしょうか?
 町全体で、由布岳を大切にしている表れでしょうか?
 大変良い事だと思いますが、さすがに駅前・・・交通量もそこそこ多くて、少し怖いです。

 この危険地帯の五差路の、鳥居の脇に”湯布院ふれあい広場”というところがあり、そこには”人力車”が待機していました。
 東京ではよく行っていた”浅草”で、よく見掛けましたし、越してきた愛媛でも”道後温泉”の所には、客待ちの人力車がいます。

 たま~の旅行。
 馬車には乗れなかったので、それでは人力車にでも乗ってみますか?
 ”小次郎”君も一緒に乗れることだし。

 待ちの俥夫(しゃふ)さんに説明してもらいました。
 15分の短いコースもありましたが、30分の観光地”金鱗湖”まで行くコースを選びました。
 目的地としては”金鱗湖”に行く予定だったので、丁度いい。

 しかし運賃は?
 なんと二人(&わんこ一匹)で9,000円!
 た、た、高い・・・
 けれど、これも旅行の思い出・・・よっしゃ!一丁乗ってみるぜ!

 ”高所恐怖症”ぎりぎりの高さで、少し安心しながら・・・赤い毛布を掛けてもらい、出発!

 ちょっと、こっ恥ずかしい。

 走り出しは少し力が必要みたいですが、走り出すと滑るように進んでいきます。
 車を避けながら(車が避けてくれながら)車道を”とんとんとん”っと走っていきます。
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 軽々そうに見えても、人間二人と”わんこ”一匹。
 110㎏はあるでしょうか?(バイキングも食べてるし・・・)
 
 なんとなく俥夫さんに申し訳ないと感じながら、最初に紹介してくれた場所は・・・

 立ち並ぶ民家の中から、煙がモクモク。
 俥夫さん曰く、由布院の家のほとんどは、温泉を引いてタンクに温泉を蓄えている?ようなことを教えてくれました。
 自宅で温泉か~
 羨ましい!

 所々で”人力車”を停めて説明と記念撮影!
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 お寺では歴史や熊本地震の事。
 真ん中の”仁王像”が真新しいのは、震災時に壊れて新しく建立したからです。

 1955年に”由布院町”と”湯平村”が合併して”湯布院”と言う町名になったそうです。なので、駅は”由布院駅”と合併前の名前になっているそうな。
 ”由布院”の由来は・・・
 ”院”とある位だから、高貴な方が住んでいたのか?と思っていましたが・・・
 この地の名産である”布”を朝廷に収める際、その”布”を保管しておく倉(院)があった事から、布の院がある町で”由布院”となったらしいです。
 等々・・・これに乗らなければ、調べることもなく、知らず仕舞になって、素通りするところでした。

 中でも!
 ”由布岳”が、これだけ晴れて山頂まで見えるのは、年間でも80日足らず。実に2割の割合でしか見れない絶景なのです。
 非常に運がいい!と言う事!
 ”晴男”がこの地に来たからな!

 何事も、知っていて見るものと、知らないで見るものは、まったく違います!
 それを考えると”由布岳”もひと際、奇麗に目に焼き付いてきます。
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 石垣の小道や田園風景を楽しみながら、対向して自動車がやってくると大変な細い道ですが、うまく”人力車”を引いてくれました。
 たった30分余りではありましたが、俥夫さんは明るく元気に対応してくれました!
 途中少し息切れするところもありましたが、それでも強靭な体力!
 「アスリートさんなんですか?」
 と尋ねると。
 「スポーツは色々好きでやってたけど、特にアスリートってわけじゃないんですよ」と明るく答えていました。

 実はこの俥夫さん・・・
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 女性なんです!
 しかもかなりな美人!
 ブログ上モザイク掛けてますが、気になる方は下のアドレスで確認ください!
 http://ebisuya.com/branch/yufuin_shafu/2015/11/25/21054

 目的地の湖で、観光客の外国人に、英語?韓国語?で会話していましたが、海外留学も経験し、語学も堪能です。

 運賃を払うと、絵葉書とステッカー、次回割引券付きのアンケート用紙を頂きました。
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 ”人力車”って、その土地の的屋さんが独自にやっているものかと思っていました。
 しかし、この俥夫さん曰く”えびす屋”と言う会社が運営しているとの事。

 調べによると・・・
 ”えびす屋”は創業1992年 京都嵐山で始まり次いで東山店(京都)関東で浅草・鎌倉の2店、小樽(北海道)湯布院(九州)を出店。
 その後、公認の俥夫が運営するフランチャイズ店、関門店(福岡)宮島店(広島)倉敷店(岡山)函館店(北海道)と、合わせて10店舗も全国各地にありました。

 以外にもしっかりとした会社で(失礼・・・)
 企業理念として・・・
 ・地域社会貢献として、地域清掃やボランティア活動。
 ・俥夫である前に”観光大使”として、信頼される立ち振る舞いやマナーの向上。
 ・人材育成として、新人研修や歴史文化・語学講習、救急救命講習等。
 ・おもてなしの向上として、バリアフリーや外国語対応等。

 素晴らしい!

 やはり”志”がある会社は、会社も人材も伸びますね。

 各地のホテルや旅行代理店ともタイアップし、待つだけではない戦略で、お客様を獲得。また、予約をするとその場所まで来てくれる。
 そして外国観光客獲得にも力を入れ、現在では30%近くが海外の方となっています(嵐山では40%弱)

 俥夫の時給は、求人情報などを見ると、1,000円~1,300円となっていますが、歩合での給料体系もあり、おそらく稼いでいる人は、かなり稼いでいるのかな?
 と、勝手に思っています。

 重労働な仕事だから、当然の話ですし、そうであって欲しい!
 ちなみに今回の”美人すぎる俥夫さん”もしかりです。
 陰ながら応援しております!
 がんばってください!

 ”とくし丸”も重労働!
 そうあって欲しいし、それを目指します! 
 ”志”のバロメーターでもあると思います。

 とにかく今回!
 意を決して乗ってみて、大変良かったです。

 その土地の有名観光地は、もちろん見て回りますが、それ以外の単独では決して見ないであろう所の見どころを見ることも出来、色々な土地の情報も手に入る!
 最初は少し高いなぁ、と思いましたが、まったく元の取れるサービス内容でした!

 美男美女が揃ってますよ!
 皆さんも機会があれば、是非!

 さ~”金鱗湖”に着いて、我々だけで観光。
 しかし詳しくブログに挙げるのは、尺の問題で・・・次回の話で・・・

 だんだん!

 次回予告・・・到着した”金鱗湖”は外国?の巻!

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この記事へのコメント

  • レオ

    こんにちは!
    2017年の10月に湯布院にて人力車にご乗車ありがとうございました!
    お元気、おかわりございませんか?
    私事ながら先月31日をもって引退しました!
    最近お客様から頂いたお葉書を大切に1枚ずつ読み返しておりましたら、お客様からのお便りも拝見し、乗車して頂いている時に小春日和本舗さんのブログに載せるから見てくださいねー!と言って頂いたのを思い出し拝見し、コメントさせていただきました!
    また小次郎くんも一緒に沢山の場所を旅されてくださいね☆
    皆様にとって素晴らしい1年となりますように。
    2019年01月10日 13:30
  • spaick

    なつかしい~!
    その節はお世話になりました!
    あの時”人力車”に乗ったおかげで、非常に思い出深い”湯布院”旅行になりました。
    レオさんに引いてもらったおかげで、非常に印象深い”湯布院”旅行になりました!
    あの時「こっ恥ずかしい・・・から・・・」と思わずに、乗らさせて頂いて、大正解でした!
    引退したと聞いて、嫁共々(小次郎も!)驚きましたが、きっと語学堪能のスポーツマンだから、何やるか分かりませんが、何でもアクティブにこなしていくんだろうね~と話しています。
    悔やまれるのは、昨年にまた”湯布院”に行った時、もう一度”人力車”をお願いすれば良かったかと?
    また、どこかでお会い出来たら、いいなぁと思います。
    新しい人生の門出、楽しい道であることを、陰ながら応援しております!

    >レオさん
    >
    >こんにちは!
    >2017年の10月に湯布院にて人力車にご乗車ありがとうございました!
    >お元気、おかわりございませんか?
    >私事ながら先月31日をもって引退しました!
    >最近お客様から頂いたお葉書を大切に1枚ずつ読み返しておりましたら、お客様からのお便りも拝見し、乗車して頂いている時に小春日和本舗さんのブログに載せるから見てくださいねー!と言って頂いたのを思い出し拝見し、コメントさせていただきました!
    >また小次郎くんも一緒に沢山の場所を旅されてくださいね☆
    >皆様にとって素晴らしい1年となりますように。
    2019年01月10日 22:53