これをコインランドリーがごとく、硬貨を投入することで一定時間稼動する仕組みを備える機械の事。
生産地である穀倉地帯に限らず、消費地の都市部にも多数分布し、街道脇に独立して設置する例のほかに、農協、スーパーマーケット、ホームセンターなどの既存の駐車場の一角に精米所を設置する例も多い。
玄米を入手した一般消費者のほかに、稲作農家も利用する。
農家の場合は出荷先が”ライスセンター”となり、出荷に際して精米不要となった背景から精米機を持たない農家も多く、自家消費米の精米に”コイン精米機”を設置、利用することが多い。
この”コイン精米機” 自販機などと同じで場所の確保と精米機さえ購入できれば、設置し収入を得る事が出来る。
しかし精米機の値段は機種にもよるが、およそ400万円。電気代が月に1万円かかり、月販75,000円だとすると(少し高めに推計)初期投資をペイできるのは5年後となる。
どの事業もそうだが、簡単に儲かるものはない。
創意工夫・独自性・差別化が大切である。
そこで紹介したいのは、石川県にある”林農産”と言う、お米・お餅・大豆を作る農業法人。
通称”林さんち”
ここの”コイン精米機”は、いつも清掃が行き届き、壁に掛けてある”雑記帳”には、社長の林氏による返事が必ず書かれている。
おかげで商売繁盛らしく、精米時に貯められる、ヌカ箱が満杯になり、噴き出てしまう事が度々らしい。
精米機だけではなく、本業も”23世紀型 お笑い系百姓”を目標として、7世代先(200年後)の事を考えつつ、チャーミングに楽しく農業(百姓)をしていると、豪語している。
とにかくこの方、色々な事を前向きに、楽しんで考え実行して仕事をしている。
そのアグレッシブさは、必見!
是非!
”林農産”のホームページ、および”コイン精米機物語”をご覧頂きたい。
事業と言うのは、こんなふうにやる物だ!と、お手本になります。
”精米機君”の奮闘記も、身近なものとして分かりやすく、興味がそそられます。
https://www.hayashisanchi.co.jp/ 「林さんちのホームページ」
http://www.2nd-place.net/coin/ 「コイン精米機物語」
株式会社 林農産
住所 石川県野々市市藤平160番地 TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
”vol.178 人力車”の”講談人力車””岡崎屋惣次郎”もそうでしたが、今回の前説の”林さんち”もとっても参考になります。
仕事はこうして楽しむものだ!
と、我に返してくれます。
こんな前向きでアグレッシブな人に、憧れます!
(近くにいたら疲れるでしょうが・・・)
さて、我が”小春日和本舗” ”とくし丸”では、お客さんから時折、色々な”ギフト”を頂けます!
以前にもご紹介した”生しいたけ”
”みかん”や”ゆず”
夏場はさすがに”ドリンク”が多かったですが、こんなものも頂きました。
赤い寒天ゼリーみたいな物は、手作りで産直では人気があるそうです。
「名前はなんていうんですか?」
「知らん」
だそうです・・・
季節柄、つい最近では”柿”
でかい!(ちなみに比較用のたばこは、ロングサイズです!)
「”太秋”って言う柿でな、お尻の輪っかが多いほど、おいしいそうじゃ」
もっとそれがわかるように撮ればよかったのですが・・・確かにハチの尻尾のように輪っかが4~5本出来てます。
「裏の畑は何を植えても美味しいくなってくれるで。だから猿がのぅ、しょっちゅう食べに来て、荒らしよる」
「猿も美味い物がある所を、知ってるんですね」
あまり柿は好きなほうではないですが、この柿は信じがたい事に
こりゃ旨い!
美味いと思える柿を、初めて食べました!
農家さんを訪問している役得!
今回頂いたのは、その中でもスペシャルな”ギフト”
これです!
”こしひかり”のお米!
しかも、出来立てほやほやの”新米”!
そうです。
前回の”黄金の都”の中に登場した、色々親切丁寧に教えてくれた農家さんから頂きました!
(9月の中頃の話で、恐縮です・・・)
米好きの自分にとっては、またとない”ギフト”です!
「玄米だから近くの”コイン精米機”で精米してね。最近は健康志向で、玄米で食べる人もいるけど、白く精米したほうが美味しいわよ」
と言う事で人生初挑戦の!”コイン精米機”に、Let's!
東京ではほとんどお見掛けしませんが、こちら愛媛の地では、そこら辺に”コイン精米機”があります。
ホームセンターや大きな施設の片隅に、または”田んぼ”や”畑”の脇などに、ポツンと建ってます。
物が重たい”お米”なだけに、駐車場がたくさんあるところや、農家さんでも玄米で出荷するので、自宅用の分は”コイン精米機”で済ます農家さんも多いそうです。
幸い自宅の目と鼻の先に”コイン精米機”があります!
中に入ってみると、少々狭い空間ですが、説明書きがしっかりしていて、初心者でもわかりやすかったです。
まずコインを入れて、精米の度合い(つき加減)を選択します。
ここの機種は、10㎏までは100円。自分は3㎏なので、ワンコインで出来ました。
”つき加減”は初心者なので”標準”を選択しました。
ネット調べてみると、健康のために”7分”や”5分”で、精米する人も多いようです。
さて、手に取った”玄米”は、まだ黄金色。
農家さんが手塩にかけて育てた、日本人の力の元です。
いよいよ”精米機”に投入!
スタートボタンを押すと、大きなうなり声をあげて、精米機が動き出します。
すると、どんどん白く”精米”されたお米たちが、白米タンクに溜まっていきます。
面白れぇ!
およそ10分。
恐らく”林さんち”では、この間にお客さんが”雑記帳”に記入するのでしょう。
ただ自分たちは初心者なので、ず~と眺めていました。
いよいよ”精米”が終わり”白米タンク”の下に、袋を設置します。
ペダルを踏むと、奇麗に”精米”された、真っ白なお米が袋に落ちてきます。
これで完了!
しかし、これで帰ってしまってはダメです。
”精米”すると言う事は、栄養のある部分をこすげ落とすこと・・・
その栄養を持って帰らない手はありません!
黄色い粉は”きな粉”ではありません。
栄養満点の”米ぬか”です。
自由に持って帰る事が出来る”米ぬか”を、必要な分持って帰りましょう!
家では”小次郎”も、待ちわびていました(君にあげる物は無いけどな)
その日の晩は、さっそく美味しい精米したてのお米で晩御飯を頂きました!
もう20年ほど前の”ドン・キホーテ”で働いた時の事。
新店だったので、色々な試みとして”玄米量り売り”がありました。
各地の玄米を好きな量だけ買って、その場で精米をする方式でした。
自分は一番いい”魚沼のコシヒカリ”を2~3㎏買って、その場で”精米”して自宅で食べましたが、精米したてが美味しい事!
”魚沼”と言う事もありましたが、その時のご飯はいまだかつて食べたことのないご飯でした。
今回も”精米”したて!
しかも”新米”!
期待度マックスです!
さすが”精米”したての”新米”!
お米の”艶”が違います!
少し粘り気の強い、甘みのある食感。
嫁も慣れたもので、ご飯が美味しく食べれる”おかずセット”を作ってくれました。
美味しく頂きました!
ありがとうございました!
そしてもう一つ・・・
”きな粉”のような”米ぬか”
玄米の持つ栄養分の内、実に90%以上が”米ぬか”に含まれています。
使わない手はありません!
しかも”無料”!
お茶パックに”米ぬか”をいれて、小さいハンドタオルで包んだものです。
お風呂に入った時に、こいつで体を洗うと、汚れも落ちて栄養と潤いが体に浸みていきます。
おかげでお肌がすべすべになりました!
”天音”のシャワーヘッドと共に使うと、更に!(vol.173参照)
ネットで調べると、入浴剤として使ったり、米ぬかパックに使ったり・・・
食べる方でも、ぬか漬けに使うほか、油をひかずにフライパンで乾煎ると(焦げない程度)何にでも使える栄養満点の調味料になるそうです。
勿論、ペットのご飯に混ぜる方も多いそうです。
健康的で毛艶も良くなるそうですよ!
玄米でお米を売っている所があまり無いのが残念ですが・・・
ネット等で玄米を買って、精米したてを食べたほうが、美味しいです。
しかも”精米”の歩合を、少し下げれば栄養価満点のご飯が頂けます。
ましては”米ぬか”を頂いてくれば”無料”の化粧品や栄養食品が使えます。
大自然の恵み”黄金の都”からの贈り物を、是非ご堪能ください!
だんだん!
*ご協力いただいた農家さん!
お米まで頂き、美味しい貴重な体験をさせて頂きました。
ありがとうございました!
(2か月近く経ってしまい・・・すみません・・・)
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この記事へのコメント
ワイズマン
僕も先日帰省した時に千葉の農家さんから新米を頂き、食べていますが、つや感と、もっちり感が違います。
冷凍してレンジでチンしてみても、その違いが分かるぐらいですから、農家さんは、美味しいお米を食べているんだなぁ~と思いました。
spaick
それにしても、新米・精米したては、美味しいですね!
>ワイズマンさん
>
>米ぬかは、畑の肥料に撒いても良さそうですね。
>
>僕も先日帰省した時に千葉の農家さんから新米を頂き、食べていますが、つや感と、もっちり感が違います。
>冷凍してレンジでチンしてみても、その違いが分かるぐらいですから、農家さんは、美味しいお米を食べているんだなぁ~と思いました。