監督 モルテン・ティルドゥム 脚本 ジョン・スペイツ
制作 ニール・H・モリッツ スティーヴン・ハメル マイケル・マー オリ・マーマー
製作総指揮 デヴィッド・ハウスホルター ベン・ブラウニング ジョン・スペイツ リンウッド・スピンクス ブルース・バーマン グレッグ・バッサー ベン・ウェイスブレン
キャスト ジェニファー・ローレンス クリス・プラット マイケル・シーン ローレンス・フィッシュバーン アンディ・ガルシア
もう”2017年冬ドラ”も中盤に差し掛かり、粒ぞろいを楽しんでいる所ですが・・・
”ゆがみ”もいいし”先に生まれた僕”も面白い!
あんた!”秋ドラ”どうなったん!
はは~ん、また遅れてるんだな!
いえ違います・・・
2017年秋ドラは・・・残念ながら見たい作品が、1本もありませんでした!
だから”自分1位”もありません!
”ハロー張りネズミ”もがっかりでしたし、しいて言えば・・・”コードブルー3”でしたが、今まで見てなかった分、さほどでした・・・
と言う事で、その代わりの映画と海外ドラマをご紹介!(それが本来でしょ!)
しかも二つとも、至極のラブストーリーです!
まず一つ目は・・・
”11.22.63”
2016年 アメリカ 全8話
最初にこのパッケージを見て、この題名は何だ~
と思いました。
”11.22.63”とは、1963年11月22日の事。
第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺の歴史的運命の日です。
原作は”キャリー”や”シャイニング” ”ミザリー” 最近では現在公開中の”IT-イット-”でも話題ですが・・・次期”オーソンウェルズ”の声高き、巨匠”スティーブン・キング”
名前は誰でも聞いたことがあるかと思いますが、ホラー作家でありながら、不朽の名作”スタンド・バイ・ミー”や”ショーシャンクの空に”のほうが、有名で上質です!
最近では、海外ドラマ”アンダー・ザ・ドーム”で、かなりお世話になりました(最後はぐじゃぐじゃでしたが・・・)
製作総指揮は”ミッション・インポッシブルⅢ”や”スタートレック”(2009)”スター・ウォーズ フォースの覚醒”(2015)と”リスタート映画”を手がけ手腕を発揮した”J・J・エイブラムス”
日本で最大の興行収益をあげたアニメ”君の名は”を、ハリウッド実写化で製作する事も決まっています。
一躍社会現象にもなった海外ドラマ”LOST”では”エミー賞” ”ゴールデングローブ賞”を取り、その当時はかなり!
”はまり”に”はまり”ました!
そんなアメリカを代表するヒットメーカー二人。
ワクワクする海外ドラマを手掛けた二人。
面白くない訳がない!
内容は”ネタバレ”しないように書くと・・・
”タイムスリップ”をして”JFK暗殺”を食い止める!
と言うもの。
ありがちな内容ですが、このタイムスリップのルールがとてもユニーク。
・”タイムスリップ”ができる場所は決まっていて、友人の経営するレストランの倉庫の”うさぎの穴”に入ると、1960年10月21日11:51の同じ場所に。
必ず同じで自分では選ぶことができない(タイムトンネルと言ったほうが良いか?)
•いつでも自分の好きなタイミングで、現在に戻って来る事が出来る。
•どれだけ長い時間”過去”にいても、現在の時間は2分しか経過しない。
•一度”タイムスリップ”して現代に戻ってくる。そしてまた”タイムスリップ”すると、過去での出来事がリセットされて初めからやり直し。
要するに、自分の好みの”現在”になるまでは、何度でもトライして、過去を変える事が出来る。
ご都合主義的”タイムスリップ”ルールだけれども、なかなか面白い!
もしそんな事が出来たら、自分なら何度でもチャレンジするでしょう!
しかし”時”はそう簡単に過去を変えさせてはくれず、ここぞという時には、あの手この手で邪魔してきます。
おかげで主人公は、下痢で邪魔されないよう”大人用おむつ”を、必需品としています。
さてこの主人公には”スパイダーマン”シリーズや”猿の惑星 創世記”の”ジェームズ・フランコ”
イケメン俳優として、大活躍中ですが・・・
地味な作品ですが、2010年でアカデミー賞にもノミネートされた、実話を元に作られた”127時間”が印象的です。
当初”ジム・キャリー”と勘違いしていましたが・・・
その趣味はない自分ですが・・・
この笑顔がとてもキュートでセクシーです!
タイムスリップした先の服装は、当然時代遅れで”ダサい”ですが、それでもかっこいいのは、なぜでしょうか?
悔し~!
そしてもう一人の主役”サラ・ガトン”
カナダ人の女優さんですが、あまり見かけたことのない方です。
青い瞳に色白金髪。
今風と言うよりは、昔のハリウッド女優の様で、今回の1960年代の役にぴったりでした。
その当時の、華やかでダークな”アメリカ”が忠実に再現されていて、クラシックな音楽・車・ファッションと、見せてくれます。
”タイムスリップ”で抜けてくるのは1960年。
”JFK暗殺”は題名通り1963年。
その3年間の話ですが、途中で”JFK"の本題からかなり外れていますが・・・
”オズワルド”は本当に犯人なのか?(このオズワルドがクリソツ!)
彼の背後に黒幕は存在したのか?(個人的にいると思います)
そして、なぜケネディは暗殺されなければならなかったのか?
つい2週間前”JFKファイル公表特別法”により”JFK暗殺事件極秘文書”をすべて開示しなくてはなりませんでしたが、その中でも、あのトランプですら公開を渋る部分がまだあり”安全保障上の為”一部は先送りとなっています。
と小難しい社会情勢と事件の事は、こちらに置いておいて、終盤の主人公二人のラブストーリーが”タイムスリップ”ならではの、切なく淡いものとなっています。
う~全部話したい!
けど・・・”ネタバレ”はいたしません!(ドクターX風)
けど!きっと泣けますよ!絶対!
2大巨匠の作った、SFチックなラブストーリーを是非!一度ご覧ください!
さて!もう一本は”未来”の話。
”パッセンジャー”のご紹介!
”TSUTAYA"で借りてきて、面白ければいいなぁ~と願いつつ、見だした時に・・・
何か見覚えのある画像・・・話もどことなく先の展開が読める・・・
一度借りたDVDを、間違えて借りてきたか?
パッケージで借りてしまうと、こんな事もありがちですよね。
「あれ・・・?これ見たことあるよね?」
「え・・・見たことないよ~」
嫁に聞いてみると、まったくの初めてらしいです。
おかしい・・・
見続けていると、更に知っている場面が・・・そして最後にどうなる?まで思い出しました!
そうか!
”キングコング髑髏島の巨神”のブログを書く時に、あれこれ調べていたら・・・
とある”ネタバレ”ブログに行きつき、ついつい”パッセンジャー”の”ネタバレ”を、全部読んでしまったのです・・・
そう言えば、思い出す画像が、漫画チックでした。
と言う事で、全て”あらすじ”から”結末”まで、知っている状態の拝見となりました。
時は未来。
新天地の惑星の新規開拓のため、乗客5,000人を乗せて、120年の船旅をしている。
勿論乗客全員、冬眠ポッドで眠りについている。
しかし、冬眠ポッドの故障によって、二人だけ90年も早く目覚めてしまった・・・
宇宙船で二人だけの・・・探り合いながら、愛を育んでいく”サバイバル”の物語です。
監督は”モルテン・ティルドゥム”と言う、ノルウェー出身の映画監督。
名前を聞いたことありませんが、元々ミュージシャン志望から転身し映画業界に。
テレビやミュージックビデオ、コマーシャル、短編映画等を経て、監督した”ヘッドハンター”(2011)は、ノルウェーで最高興行収入を記録したそうな。
今回の”パッセンジャー”でも、ミュージックビデオやCMのインパクト映像の様に、印象に残る映像が盛りだくさんです。
脚本は”ジョン・スペイツ”
こちらも聞いた事ない人ですが、この”パッセンジャー”の脚本を書いて、一躍注目を集めました。
アメリカでは、まだ映画化されていない”優秀な脚本”を選ぶ”ブラックリスト”と言うシステムがあり、映画脚本の評価や映画製作のマッチングをしています。
2010年公開の”ソーシャルネットワーク”や同じく2010年”英国王のスピーチ” 2007年公開”JUNO/ジュノ”は、”ブラックリスト”に選ばれたもので、これからもそんな良質な選出脚本の、作品公開が増えてくると思います!
映画もドラマも”脚本”が命!
その”ブラックリスト”に、2007年に選ばれ、映画化されたのがこの映画です。
主演は”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”(2014)や”ジュラシック・ワールド”(2015)の”クリス・プラット”
もう一人の主演は”X-MEN: ファースト・ジェネレーション”(2011)以降の”ミスティーク”や”ハンガーゲーム”シリーズの、今が旬!
”ジェニファー・ローレンス”
”クリスプラット”は、地球での生活に落胆し、脱出するために船に乗ったエンジニア”ジム・プレストン”を好演。
かたや”ジェニファー・ローレンス”扮する”オーロラ”は、ジャーナリストとして成功していたが、新天地の惑星での開拓に強い興味を覚え、チャレンジするために乗り込んだ。
地球では、出会う事も関わる事も無かった二人。
これから先90年、二人きりの世界・・・
このお話、美男美女で良かった!
もしも逆だったら・・・性格も合わなかったら・・・
しかも男の方は、若干ストーカー気味のガサ男・・・
それこそ地獄!
この二人だから、綺麗で繊細な物語が出来上がっています。
脇を固めるのは”マトリックス”で”モーフィアス”役を演じた”ローレンス・フィッシュバーン”
もう一人は、アンドロイドのバーテンダー”アーサー”を演じる、イギリス出身の俳優”マイケル・シーン”
このアンドロイドの役どころは、かなり重要なポジション。
他に誰もいない中の唯一の話し相手であり、アンドロイドが故に、逆に人が恋しくなるジレンマに陥ります。
そして”ネタバレ”にならないように!
かの”アンディ・ガルシア”も、どこかにちょい役で参加しています!
ほんの数秒なので、目を凝らして探してください!
自分は、どこで何役として出るのか、残念ながら知っていました・・・驚きも何もありゃしない!
くそー”ネタバレ”め!
そしてこの映画の見どころは、映像美のセンスの良さです!
宇宙の広がりは言うに及ばず、流線型のメカニカルな部分が、エキゾチックです。
”ジェニファー・ローレンス”のイメージビデオか?
ファンならば、ほっとけないシーンばかりです。
もう一つ言うならば、この未来の宇宙船”アバロン”が、かなりの豪華客船でシステムが現実的。
そこで少し”アバロン”の艦内のご紹介。
5階にもなるフロアーに分かれる巨大な空間に、5,000人が眠る”冬眠ポッド室”
”映画館”や、広大な宇宙が望める”プール”まであります!
中華料理も楽しめ、アンドロイドのバーテンダー”アーサー”のいる、お洒落なバーまであります(ピアノまで置いてあります)
長旅をするならば、こんな船に乗りたい!
大食堂で、ご飯を自動で選ぶ事が出来るのだが・・・
ジャーナリストとして成功している”オーロラ”と、しがないエンジニアである”ジム”とは、乗船料のランクにより、お食事のグレードが違う。
ありうる話・・・
今回のギャラでも・・・
”クリス・プラット”は1,200万ドル(想定)が支払われるのに対して、今が旬!”ジェニファー・ローレンス”は収益の30%を受け取る契約で2,000万ドルの報酬が見込まれるそうです。
簡単にまとめると、お話は・・・
二人は危機を乗り越え、本当の愛に気付くという話です。
”ネタバレ”していながらにして、見入ってしまいました!
二人にとっての新天地とは・・・
こちらのラストシーンでは、心温まる本質的なラブストーリーとして、締めくくられていました。
”未来”と”過去”の、巨匠の制作陣と駆け出しの制作陣。
真逆のお話ですが、二つともラブストーリーとしては、かなりな傑作!
細かい所では、紆余曲折、突っ込みどころもあり、?と言う部分もありますが・・・
二つとも大きな流れと、最後のシーンには、久々に感動させられました!
ちょっと変わった、二つの極上のラブストーリー!
是非!
一度ご覧になってください!
だんだん!
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