vol.208 今昔物語2018年冬ドラ編

 2018年冬ドラ編・・・本当は、クールの狭間の特番をやっている時に、書けばいいのですが・・・もう春ドラも始まり、記憶が遠のいてからのアップが続きますね。
 それじゃ!
 次回”春ドラ”では、放映最中に書けばいいのか!
 いやしかし、それでは本当に面白いドラマだったかどうか?まだ判明していないじゃないか!(最終回の話の締めが大切!)

 ”今昔物語”・・・
 所詮は”今は昔の物語”
 自己満足の覚書ですから、気にしないで今まで通りで行きましょう・・・

 ***  ***  ***  ***  ***
 と書きだしてから、はや3週間・・・
 だいぶご無沙汰で、内容も”テレビドラマ”の紹介かよ!(しかも前期)と思われる方も多いでしょうが・・・
 色々な言い訳は次回に回して、せっかく途中まで書いたので、完結させましょう・・・
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 冬ドラでは、ネクストアクターやネクストジャニーズが”キムタク”を抑えて、頑張ったドラマが多かった印象です(”キムタク”嫌いじゃないけど、やはりドラマは脚本ですね!)
 
 それでは”2018年冬ドラ”の自分注目ドラマは!

 と、その前に・・・
 今期ではありませんが・・・恒例”クローズアップ”!

 基本的にドラマで「こりゃ面白い!」と感じるポイントは!
 ・飽きさせないメリハリのあるお話!
 ・キャラクターが、生き生きしているお話!
 ・自分の想像を超えて、最後に「あっ!」と言わせる”どんでん返し”があると、もうたまりません!

 そう言うストーリーに、僕は出会いたい!

 そんな折に出会ったのが・・・

 ・侠飯(おとこめし)全8話 テレビ東京 金曜24:12 最高視聴率3.8%
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 2016年の夏ドラですが・・・
 ”愛媛ケーブルテレビ”の”チャンネルNECO”で一挙放送をしていた物を、たまたま見ましたが、これがなんともいい!

 元々は”福澤徹三”の同名小説で、2014年に”文藝春秋”より文庫書き下ろしで出版された。
 2016年にテレビドラマ化され、漫画化もされた物語です。
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 ”テレビ東京”のこの時間帯枠の”ドラマ24”では異色なドラマが多く”勇者ヨシヒコ”シリーズや”怨み屋本舗”シリーズ ”アオイホノオ” ”不便な便利屋” 等々、東京にいた当時は、かなりお世話になった時間帯枠です(ありがとう!”テレビ東京”!また逢う日まで・・・)
 ”孤独のグルメ”もseason5以降はこの”ドラマ24”で放映されています。

 こちら愛媛では・・・”愛媛朝日テレビ(eat)”等で、期をずらしての放映になっているみたいです。

 この”侠飯”の主演は”生瀬勝久”
 普段はコミカルな役柄ばかりですが、今回は風貌こそコミカルに見えますが、無口で無表情な昔気質な”ヤクザ”役です。
 今回はふざける事なく、所々ハードボイルドな場面も登場します。
 制作監修として、松田優作の映画”最も危険な遊戯”やドラマ”探偵物語”などを手がけた伝説のプロデューサー”黒澤満”を迎えているので、所々のハードボイルドには、本格的な緊迫感が楽しめます。
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 柳刃組の組長である”生瀬勝久“とその舎弟の”三浦誠己”が、ひょんなことから就職活動をしている大学生”柄本時生”のアパートで共同生活を送る話。
 その大筋の話もさる事ながら”生瀬”が毎回作る料理が絶品!
 「俺たちの稼業は、いつ死ぬかわからない。だから、いい加減なものを食べたくないだけだ」
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 と、冷蔵庫の余り物でも、手を抜かずに価値を見出して絶品の料理を作ります。

 ここでいくつか、料理の紹介です。
 「さ、飯にするぞ」
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 ”オイルサーディンの缶ごと焼き”
 ”ハムカツ”
 ”コーンエッグスープ”
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 ”焦がし醤油の大蒜炒飯”
 ”特売肉のA5ランク風ビーフステーキ オニオンソースかけ”
 ”さんまの蒲焼きたまご丼”

 どれも、手は凝ってはいるけれども、余り物で簡単にできてしまう物ばかり!
 公式サイトで”レシピ”も公開していますので、ご確認ください。

 http://www.tv-tokyo.co.jp/otokomeshi/smp/special/recipe/ (テレビ東京”侠飯”レシピ)

 ”芙蓉荘”で一人暮らししていた頃は、ここまでは凝ってなくても、簡単で美味しいものを作っていました。
 懐かしく感じます。

 就活の大学生役の”柄本時生”の食べ方が下品なのと、事件を起こしてしまった”高畑裕太”の出演で、撮り直し等ありましたが・・・

 話の内容も、かなりディープな部分もあり、最終回の「あ!」と言わせる展開などは、最近では稀にみるドラマです。
 小説では4部作となっており、その内の1作目が今回のドラマになってます。
 是非、続編も見てみたい気がします。

 さて、本題の2018年冬ドラの気になったドラマは!

 の前に・・・おまけとして・・・

 ・もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~ 日テレ系列 土曜22:00 最高視聴率13.3%
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 ”山田涼介”主演のコメディーです。

 あまり内容もないドラマですが、ほのぼのとしていて、最近の中で一番”感じの良い”作品でした。

 父は大御所”中村梅雀” 有名私立中学の学園長。
 兄は”小澤征悦” 大病院の天才肌の心臓外科医。
 姉は”波瑠” 敏腕弁護士。
 そして主役の”山田涼介”は警視庁のエリート警察官。
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 あるエリート家族のトラブル解決と、家族兄弟の絆?の物語なのですが・・・

 ”山田涼介”と言えば・・・
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 ”グラスホッパー”の大胆で素早いアクションが自分の中では、印象的!

 最近では”ナミヤ雑貨店の軌跡”の心揺れる演技や ”鋼の錬金術師”の実写版等で頑張っていますが・・・
 今回は本当に同一人物か!
 と思わせるほどの、役柄・演技でした!
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 これだけへなちょこ役も出来るのか?

 他の出演者のキャラクターも、生き生きして役どころがしっかりしていました。
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 最近出演作が多い、注目株”千葉雄大”や、静かながら存在感の強い”浅野和之”等が脇を固め、何故か「児島だよ!」の児島もいい役どころでした。

 その中でも好印象なのが、先輩”山田涼介”との共演が夢だったと言う”ジャニーズWEST”の”小瀧望”
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 劇中でも”山田”の後輩役で、警視庁”SIT”のホープで”ネゴシエーター”として説得のプロ役。
 硬派な役柄が、かなり似合っていました。

 そしてもう一人・・・
 主演の”山田”が好意を抱く同じ課の女性警察官の役の”恒松祐里”
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 この人は、今どきの”AKB”とか”HSK"とか”YKK"(?)とかの一員か?
 と思っていましたが・・・れっきとした”女優”さん。
 芸歴は長く、6歳の時からドラマなどで脇役ながら活躍している。
 オーディションは10年間で約240回受けたと言う、超ポジティブな人です。
 この負けず嫌い感!これからに期待です。

 さて本式に、今期の注目は!
 ・99.9 -刑事専門弁護士season2 TBS系列 日曜21:00 最高視聴率21.0%
 演出 木村ひさし 岡本 伸吾  脚本 宇田 学  トリック監修 蒔田 光治  音楽 井筒 昭雄  プロデューサー 瀬戸口 克陽 東仲 恵吾
 主題歌  嵐「Find The Answer」  製作著作 TBS
 キャスト 松本潤 木村文乃 香川照之 岸部一徳
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 前作では”榮倉奈々”がヒロインでしたが、第一子出産・産休のため(夫は”賀来賢人”)今回は”木村文乃”がそのポジションを引き継ぎました。

 season1でも、推理劇となっており楽しめましたが、今回も内容が緻密で、弁護士・検察官・裁判官のトライアングルの関係も見どころで、しかも主人公達の関わる事件も入り、奥深い内容でした。

 前作でもそうでしたが、今回は異色ゲストたちの顔ぶれが更に豪華です。
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 ”宇崎竜童”やプロレスラーの”棚橋弘至”や”タイガーマスク” お笑い系でも”武井壮”や”三四郎の小宮”等々・・・
 とりわけ
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 音楽プロデューサーでありシンガーソングライターの”ヒャダイン”や、モデルでタレントしかもファッションプロデューサーなど多角的なタレント”アンミカ”や、ハマの番長”三浦大輔”もゲストとして出演していました。
 極めつけは!
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 巨匠”松本零士”!
 なんとその向かいには”メーテル”まで、いるではないですか!

 みんなキャラが立ちすぎて、うざい部分もありましたが・・・
 え!と思わせる異色ゲストに、推理劇として内容も緻密でしっかりしているので、毎回楽しませてもらいました。

 さて!お待たせいたしました!
 数ある”2018年冬ドラ”の中で、自分ナンバーワン!
 珠玉の名作は・・・これだ!
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 ・アンナチュラル TBS系列 金曜22:00 最高視聴率13.3%
 演出 塚原あゆ子 竹村謙太郎 村尾嘉昭  脚本 野木亜紀子
 プロデューサー 新井順子 植田博樹
 法医学監修 上村公一 鵜沼香奈(東京医科歯科大学)
 主題歌 米津玄師「Lemon」  制作局 TBS
 キャスト 石原さとみ 井浦新 窪田正孝 市川実日子

 脚本が”逃げるは恥だが役に立つ”や”重版出来”の”野木亜紀子”(毎回、お世話になっております)
 さぞや面白いお話だろうと思っていましたが・・・
 さすが!内容が深く濃い!
 毎回、展開に飲み込まれ、聞いても分からないけれど、見識の高い内容でした。

 主演は”石原さとみ”
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 不自然死究明研究所(UDIラボ)と言う架空の研究機関を舞台に、法医解剖医たちが、不自然死した遺体の裏にある謎や事件を解決していく物語。
 クオリティーが高い展開に、内容に目が離せませんでした。

 その中で・・・
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 ”井浦新”の演技力・役どころは抜群にいい。

 どこかで見た事があるなぁ、と思っていましたが、元の芸名は”ARATA”
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 2002年”ピンポン” 2008年”20世紀少年” 2010年”座頭市 THE LAST”等で、チラチラと見掛けていましたが・・・
 ”ARATA”の名前と共に印象に残ったのは・・・
 NHKのドラマ ”チェイス〜国税査察官〜”
 ”江口洋介”と共演し、脱税指南をする”カリブの手品師”と呼ばれる、キレ者の犯罪者役でした。

 今回の”アンナチュラル”で、似ているなぁ~と思っていたら、2012年に改名したそうです。
 *2012年”11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち”と言う映画で”三島由紀夫”役を演じ、この役を演じた役者の名前が、アルファベット表記でエンドロールに出ることは好ましくないとの事で、きっぱりと改名したそうです。

 恐らく髪型がいいのかな?
 今回の役では、法医解剖医としての複雑で奥深く哀愁の漂う、はまり役でした。

 デビュー当時は、ファッション誌のモデルがメイン。
 有名ファッション誌の表紙を飾り、パリコレをはじめ東京コレクションなどでもトップモデルとして出演していました。
 自身のブランドも立ち上げ、デザイナーとしても活躍しているので、やはり劇中でもお洒落感が出ています。
 マルチな俳優として、今後にも期待です。

 そして丁度一年前の”2017年冬ドラ”の一押し”視覚探偵 日暮旅人”の中でも触れましたが・・・
 ”北村有起哉”
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 前回ほどキレ役ではありませんでしたが、真面目役よりも今回のようなクセ者の方が、印象に残ります。
 追加調査としては・・・
 紫綬褒章なども受賞した大御所俳優の”北村和夫”を父に持つ二世タレントさん。
 お姉さんは文学座の女優さん”北村由里” 奥さんは”高野志穂”と、俳優家族です。
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 ちなみに・・・
 お父さんと”瓜二つ”ですが ”北村総一朗”さんとは、全くの他人です。

 そしてこのドラマの脇役ですが・・・際立って印象深いのはこの人!

 葬儀屋の”木林南雲”役の”竜星涼”
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 ”獣電戦隊キョウリュウジャー”の”キョウリュウレッド”を演じていた人です。
 戦隊や仮面ライダーでは、昔からお母さま達のアイドルが誕生しています。
 ”志尊淳”しかり”千葉雄大”しかり”竹内涼真” ”瀬戸康史” “福士蒼汰” ”菅田将暉”等々・・・”松坂桃李”や”佐藤健”も戦隊・ライダー出身です。
 今回の”竜星涼”もそのうちの一人です。
 ほんの脇役ですが、存在感があり独特な役どころでした。
 今後の活躍に期待です。

 エンディングに流れる主題歌「Lemon」も、ストーリーの感情を高める、良い曲でした。

 さ~そんな”2018年冬ドラ”でしたが・・・
 今期の”春ドラ”早くも注目作が目白押しです。

 テレビばかり見ていないで、ブログのアップに影響しないようにしないと・・・

 だんだん!

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