もう・・・このブログも2週に一回ペースで・・・
本人のやる気が感じられません・・・
思えば2年半にわたり”小春日和本舗”の奮闘記を綴ってきましたが・・・
もはや力の限界・・・
普通の男の子に戻りたい。
我が”小春日和本舗”は、永久に不滅です!
と!
今回の題名読んで、想像した方も多いかと思いますが!
決して”ブログ終了” ”ブログお休み”の、お話ではありません!(エープリル・フールに書ければ効果絶大なのに・・・)
安心してください!
これを戒めにして、少しは気を入れて、頑張ります!
「社長~そんな事言って~どうせ・・・」
「お前ら!そんな顔をして、こっちを見るな~」
「せめて、一週間に1話は上げてくださいよ~せっかく、楽しみに見ていてくれてる人もいるんだから・・・」
「すみません・・・」
さて、今回の話題は・・・
人生50年、半世紀を生きてきましたが(vol.192 半世紀 参照)その間に何人の人達に出会い、お別れしてきたでしょうか?
1,000人? 1,500人?
自分が思っているより、そんなにはいないのかも知れません・・・
学生時代の仲の良かった友達とは、卒業以降はほとんどあった事がありません。
前職以前の仲間たちとも、職場が変われば、残念ながら・・・
連絡もほぼ取っていません。
”一期一会”
しばしば、そう思います。
今回はそんなお話です。
先日の話・・・
基幹店の海産(鮮魚部)の二番手の方が”異動”(店舗が変わる)になりました。
東京でも以前は、スーパーマーケットの販売業だったので(今もそうですが・・・)よくわかるのですが、2~3年もすると、社員の人は”異動”になります。
人材育成とモチベーションの向上、マンネリ防止と組織の活性化のためですが、自分も17年間で9店舗、早くて2年、長くて5年(違例)
これもサラリーマンの定め、都度大変でしたが、心機一転、気持ちの切替が出来て、良かったです。
*とくし丸では、まず”異動”が無いので、気持ちの切替が大変です。
この海産の方、仮に”Kさん”とでもしておきましょうか・・・(?)
自分が”とくし丸”開業以来、基幹店にいた方で、2年半の付き合いです。
ひょうひょうとした方で、愛嬌があって面白い人なんですが・・・
「その魚は持って行かんといてや」
「今日入荷が少なかったから、このあさりは持って行ってほしく無かったなぁ」
とか・・・
お店(Kさん)の事情も分かるのですが・・・
自分もカチンときて・・・
「それじゃ持って行ける魚、無いじゃないですか!」
「入荷あるないって、先に言ってくれなきゃ、分かんないでしょ!」
何て事もチラチラと・・・(そんなきつい言い方はしてませんが)
それでも一番、店内ではお話しした方です(大体がくだらない話ばかりですが・・・)
「開業から2年半、ありがとうございました。初期からの方がいなくなるのは、やはり寂しいですね」
「もうそんなになるんかいな、早いのぅ」
今までも、副店長や部門チーフだったり、異動された方もいました。
意外とサイクルが早く、初期からいる方は、店長ともう一人くらいです。
「”Kさん”!もうお別れですね。〇〇店でも、頑張ってくださいね」
「spaickさんも”とくし丸”頑張ってくださいや」
別に仲がいいわけでもなく、仲が悪いわけでもないですが・・・
いなくなってしまうには、寂しい人物でした。
”あまぎ”という魚が、よく売れるんですよ、と伝えると。
「spaickさん、きょうは”あまぎ”が、久々に入ってきたけん、持って行きや」
なんて、良く教えてくれました。
それ以来”あまぎ”を見ると、その人の事を思い出します。
”あまぎ”とは、愛媛県における”イボダイ”の地方名で、煮つけや唐揚げで食べると美味しい魚です(まだ”シリーズ レシピ”を引きずっている)
が!
今回は”Kさん”の事ではありません(残念ながら・・・)
まぁ、どうせ回りまわって、また基幹店に戻ってくるでしょう!
開業して2年が過ぎ、当初からのお客様は、半分位(当初よりは、お客様は数段増えていますが)
お客さん全員、気持ちの度合いは変わりませんが、やはり最初から回らさせてもらってるお客さんは、自分で”開拓”しただけに、気持ちが違います。
基本的に”とくし丸”は、来て欲しいというお宅だけの訪問になります。
色々な事情から、訪問を断念する事もあります。
「もう来なくていいよ」
と言われたら、強引に行くことはありません。
引越しされる方、時間や曜日が合わなくなった方、買い物の算段が付いた方・・・
勿論買い物を楽しんでもらいたいと、頑張ってはいますが、スタイルの問題で、合わないという方も、過去にはいました。
お亡くなりになった方も・・・
自分の中では、かなり衝撃的な事ではありましたが・・・
さすがにブログには上げられませんでしたが・・・
そして中には、施設に入られる方も・・・
以前話したことがあると思いますが・・・
「お父さん、何か食べたいものは無いかね」
のお母さんの事を書いたことがありますが(vol.129 夫婦善哉 参照)
少々時間が掛かって、悩まされたことがある方なのですが・・・
ある時、もう来なくていいわよと言う事になりました。
突然どうしたのかなぁ~と、心配していたのですが・・・
ある日の事・・・
”サービス付き高齢者住宅”の、施設に販売に行った時に・・・
「お父さん、何か食べたいものは無いかね」
!!!
聞き覚えがあるセリフ!
「お母さん、久しぶりです!」
「あれま、同じような車が来たと思ったらぁ」
そういう事でしたか。
事情はよく分かりませんが、まぁ~良かった、良かった。
けど・・・
「お父さん、あめは何にするかね。”塩あめ”かね”甘酒あめ”かね」
そろそろ次のお宅に行かないと・・・
時間が・・・
その他にも、施設に入られて、ばったり再会する方は、2~3人います。
皆さん”しばしのお別れ”で、またお買い物してくれています。
しかし、ここにもう一人。
「息子とヘルパーで、勝手に決めちゃってね。施設に入る事になってね。ごめんなさいね」
もう80歳位、時折息子さん達が帰ってきますが、基本的には一人暮らし。
本人も、薄々はそろそろと思っていたそうですが、勝手に決められたことで”おかんむり”です。
”とくし丸”の停車先は、家の前が基本です。
しかし、こちらのお宅は家の前が道路で、横のちょっとした広場に停めています。
ただ”側溝”があるので、最初の内は手を貸してそこをまたいで、買い物してくれました。
1年前位からは、少し体を壊してからは、必要な物をメモ書きしてくれていて、それを揃えて、お勝手からお宅に上がり、テーブルの上でお会計をしてました。
冬の時期は、時折暖かい紅茶を用意してくれるのですが、猫舌で困りました(ギフト 参照)
「どこの施設何ですか?」
「〇〇って言うところなのよ」
自分の言っている施設は、4施設。
このお客さんの行く施設は、まだご縁の無い所です。
「2年になりますね。今までお世話になりました」
「こちらこそありがとうね。施設が合わなくて、また帰ってくるかもしれないし・・・その時は、またね」
「そうですね!僕も〇〇の施設に、行くことになるかも知れませんしね」
週に2回、お宅を訪問すると言う事は、ある意味、家族に近い関係になります。
最後の販売の時には、このお客さんが、一時期はまっていた”エビチリ”を、サービスしました。
代わりに”冷たい麦茶”を頂きました。
しばしのお別れ・・・を期待して、握手をしてお宅を後にしました。
少し感傷に浸りました・・・
さ~て、新しいお客さんを、探さなきゃ!
だんだん!
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