vol.227 塚原温泉 火口乃泉(湯布院)

 塚原温泉 火口乃泉・・・大分県由布市にある”伽藍岳”の中腹にある、自噴かけ流しの温泉。
 平安時代に、豪傑で知られる”源為朝”が、山で狩りをしていた時、傷ついた鹿が湯溜まりに浸かって、傷を癒すのを見て発見されたと伝えられる、由緒ある温泉。
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 その泉質は極めて高く”日本三大薬湯”の内の一つとして有名。
 ・鉄イオン含有量は456㎎で日本第1位。
 ・酸性度 pH1.4で日本第2位。
 ・アルミニウムイオン 295㎎で日本第2位。
 血管を若返らせ、血糖値を下げる効果があるうえに”メタケイ酸”を含んでいるため、美肌効果・潤い効果が高いとされる。
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 住所 大分県由布市湯布院町塚原1235  TEL 0977-85-4101
 営業時間  9:00~19:00(6月~8月)受付18:00まで
       9:00~18:00(9月~5月)受付17:00まで



 ”阿蘇駅”を後にした”小春日和本舗”御一行様です(前回 参照
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 永遠と続く長い道をひたすら車で走り
 ”阿蘇”を囲むようにある”外輪山”まで15分位?

 ”外輪山”の峠道を上ると・・・
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 絶景ポイントがありました!
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 まるで”阿蘇”の街を、守るかのように囲っている山々・・・

 ”阿蘇カルデラ”
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 南北25km、東西18km。
 ”屈斜路カルデラ”に次いで、日本2位の大きさを誇る。
 中心部に中央火口丘の”阿蘇五岳”(根子岳・高岳・中岳・杵島岳・烏帽子岳)があって、カルデラ底を北部の阿蘇谷、南部の南郷谷に分断している。
 カルデラの内側に安定した集落を形成し、広く農地開墾が行なわれ、国道や鉄道まで敷設されている例は、世界的にも珍しい巨大カルデラです。
 北側から望む”阿蘇五岳”は、釈迦が寝ている姿(涅槃像)に似ているとされて、名物の”雲海”と合わせて見ると”幻想的”だとか。

 ”雲海”かぁ~
 見たいけど・・・

 ・季節は春か秋。
 ・湿度があって(前日雨が望ましい)充分な放射冷却が起こる、当日晴の天気。
 ・しかも、無風。

 そんな条件のもとに見れる、絶景です。
 その時期でも、見れる確立は・・・30%位・・・

 いつの日か、見たいですね。

 蛇足ですが・・・
 ”カルデラ”とは、火山の活動によってできた大きな凹地で、スペイン語で”窯”とか”鍋”とかいう意味です。

 さて!
 ”シリーズ阿蘇”も6話の超大作になってしまいましたが、これで我が家のホームグラウンドである”愛媛”に帰るかと言うと、まだまだこれから!
 実は、2泊3日の”わんちゃん”旅行の内、この”阿蘇”では1泊!

 今この時点では、旅の半分しかしていません!

 それじゃ、あと6話も続けるのか!

 早く”愛媛”に戻ってこ~い!

 と言う事で、搔い摘んで旅を進めると・・・


 ”ステーキ”が忘れられず、昨年の”湯布院ガーデンホテル”に行って、もう1泊!(vol.177 湯布院ガーデンホテル前編 他参照
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 今年は金曜の晩なので、計25匹の”わんちゃん”が泊まってました!(昨年は17匹)

 今年も!
 全景を見れるのは難しいと言われる”由布岳”が、ばっちり出迎えてくれました!
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 ”小次郎”君も、待望の”わんちゃんご飯”にあり付けて、大満足!

 そして翌朝・・・

 昨年同様に”黒毛和牛のビーフカレー”をメインに”バイキング”を頂き、ふと外を見ると・・・
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 一面・・・霧、霧、霧・・・

 ”わんこ”達も、茫然としてました。

 あ~あ、今年は天気が悪いのかなぁ~

 と思っていたら、ホテルのスタッフさんが、教えてくれました。

 「これは”雲海”なんですよ。これから晴れるから、その気温差で起きたんでしょう。いろんな条件が揃わないと、見れないので”運”がいいですよ」
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 その言葉の通り、晴れて”由布岳”の下には”雲海”が見えました。
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 山の上にでも登れば、もっとそれっぽく見れるのでしょうが・・・

 念願の”雲海”が見れたと言う事で”運”が良い!
 さすが”晴男”!
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 充分満喫して”湯布院ガーデンホテル”を後にして・・・
 信号のない5差路で”人力車”を横目に・・・(vol.178 人力車 参照
 途中で砂利道の山道を走り(かなり不安な道のり)
 車で走る事、20分程。

 今回のメイン(ようやく、始まるのか!)

 ”塚原温泉 火口乃泉”
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 山奥の天然温泉。
 日本の”三大薬湯”の内の一つ!

 ”未病”と旅の疲れを癒すために、やって来ました!
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 共同風呂   大人 500円   子供 200円
 露天風呂   大人 600円   子供 200円
 家族風呂  (大人2名 子供2名) 2,000円
 離れ家族風呂(大人2名 子供2名) 2,500円
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 我々は、やはり”露天風呂”!
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 嫁から「酸性が強いから、お風呂から上がったら、よく洗い流した方がいい」と聞きましたが・・・
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 脱衣所と、一段下がって、小さな”露天”のお風呂があるのみ!
 洗い場の”あ”の字もありません!
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 酸性成分などが強いためか?
 シャンプーや石鹸が使えないらしい・・・
 泡が立たないばかりか、べたつくそうです。

 言うなれば、それだけ温泉が”強力”と言う事!
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 「たけしの みんなの家庭の医学」でも、その効力は実証されています。
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 そう言えば、岩の色も変色している!

 これは”鉄分”が多いからですが”鉄分”と言えば”赤茶色”のお湯をイメージしますが、それは酸化された鉄のサビた色。
 新鮮な状態(イオン)の鉄は”緑色”のことが多いらしい。
 見てください!
 ここのお湯は”透明緑色”!
 新鮮極まりない証拠です!

 入ってみると、ちょっとした擦り傷などが、ヒリヒリします。
 ちょっと顔にお湯をかけてみると・・・目が”じわじわ”と、痛くなります。

 いつもならば(誰もいなければ・・・)潜って泳いで・・・暴れまくるのですが・・・
 今回は、諦めました・・・

 しかし肌は、何となく”活き活き”したような気がします。
 色々な”温泉”に入りましたが、ここの”温泉”は、類を見ない”効く温泉”の内の一つです!

 あ~家の風呂が、この風呂だったら・・・毎日入って健康そのものになれるのになぁ~

 せっかくなので、風呂上がりに”火口見学”に!
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 火口見学  大人 200円  子供 100円

 ちょっと急な坂を登って、10分程。
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 山肌が「シュ~ッ シュ~ッ」と、白い蒸気を吐き出しています。
 手すりも、錆が強く割れてしまっています。
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 なんとも寂しく、恐怖を感じる雰囲気です。
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 ちなみに、この温泉でも、ありがちな”温泉卵”が売られていますが・・・
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 卵を温泉につけて”ゆで卵”にしているのではありません。
 成分が濃いため、3時間も浸けると、殻が溶けて無くなってしまうからです。
 なので約20時間程、火口の蒸気で”蒸し”て作られた”蒸し卵”だそうです!
 じっくりと、温泉の成分が浸み込んだ、硫黄の臭みの無い、癖のない燻製のような風味だそうです。

 前方には”地獄”
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 後方には、広大に広がる”天国”が、見渡せました。

 さて”下界”に降りてくると、駐車場はいつの間にか大賑わい。
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 小学生たちが、大型バスでわんさか!

 わんこ達は・・・
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 いつの間にか、入れ替わり”しーちゃん”が、リードに絡まり”はりつけ”状態の動けずじまい(”小次郎”の策略だな)

 日本のサンフランシスコ”別府”についたら、昨年同様”マックスバリュ”に・・・(vol.176 二代目春蔵 参照
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 狭い通路に、長台車で特売陳列。
 セオリー無視のアナログ展開・・・結構好きです。
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 ”とり天粉”や”とり天のたれ”
 インスタントも”とんこつ”メインで、フェースがハンパない!
 売れているのも ”とんこつ”や”長崎ちゃんぽん”

 やはり地元スーパーは、その土地を表しますね。

 さて帰りも”宇和島フェリーあかつき”(vol.221 参照
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 ”あかつき”に乗りながら”たそがれ”を見に、みんな甲板に出て写真を撮っていました。
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 なかなかいい雰囲気!
 旅の締めくくりには、最高のシチュエーションです!
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 よ~し!
 この2カ月・・・ず~と”愛媛”から離れ、遠く”九州”の地の情報をお送りしてきましたが・・・
 ようやく、今回で最終回!

 ”シリーズ阿蘇”完結です!(もう・・・終わらないかと思った・・・)


 だんだん!

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