平安時代に、豪傑で知られる”源為朝”が、山で狩りをしていた時、傷ついた鹿が湯溜まりに浸かって、傷を癒すのを見て発見されたと伝えられる、由緒ある温泉。
その泉質は極めて高く”日本三大薬湯”の内の一つとして有名。
・鉄イオン含有量は456㎎で日本第1位。
・酸性度 pH1.4で日本第2位。
・アルミニウムイオン 295㎎で日本第2位。
血管を若返らせ、血糖値を下げる効果があるうえに”メタケイ酸”を含んでいるため、美肌効果・潤い効果が高いとされる。
住所 大分県由布市湯布院町塚原1235 TEL 0977-85-4101
営業時間 9:00~19:00(6月~8月)受付18:00まで
9:00~18:00(9月~5月)受付17:00まで
”阿蘇駅”を後にした”小春日和本舗”御一行様です(前回 参照)
永遠と続く長い道をひたすら車で走り
”阿蘇”を囲むようにある”外輪山”まで15分位?
”外輪山”の峠道を上ると・・・
絶景ポイントがありました!
まるで”阿蘇”の街を、守るかのように囲っている山々・・・
”阿蘇カルデラ”
南北25km、東西18km。
”屈斜路カルデラ”に次いで、日本2位の大きさを誇る。
中心部に中央火口丘の”阿蘇五岳”(根子岳・高岳・中岳・杵島岳・烏帽子岳)があって、カルデラ底を北部の阿蘇谷、南部の南郷谷に分断している。
カルデラの内側に安定した集落を形成し、広く農地開墾が行なわれ、国道や鉄道まで敷設されている例は、世界的にも珍しい巨大カルデラです。
北側から望む”阿蘇五岳”は、釈迦が寝ている姿(涅槃像)に似ているとされて、名物の”雲海”と合わせて見ると”幻想的”だとか。
”雲海”かぁ~
見たいけど・・・
・季節は春か秋。
・湿度があって(前日雨が望ましい)充分な放射冷却が起こる、当日晴の天気。
・しかも、無風。
そんな条件のもとに見れる、絶景です。
その時期でも、見れる確立は・・・30%位・・・
いつの日か、見たいですね。
蛇足ですが・・・
”カルデラ”とは、火山の活動によってできた大きな凹地で、スペイン語で”窯”とか”鍋”とかいう意味です。
さて!
”シリーズ阿蘇”も6話の超大作になってしまいましたが、これで我が家のホームグラウンドである”愛媛”に帰るかと言うと、まだまだこれから!
実は、2泊3日の”わんちゃん”旅行の内、この”阿蘇”では1泊!
今この時点では、旅の半分しかしていません!
それじゃ、あと6話も続けるのか!
早く”愛媛”に戻ってこ~い!
と言う事で、搔い摘んで旅を進めると・・・
”ステーキ”が忘れられず、昨年の”湯布院ガーデンホテル”に行って、もう1泊!(vol.177 湯布院ガーデンホテル前編 他参照)
今年は金曜の晩なので、計25匹の”わんちゃん”が泊まってました!(昨年は17匹)
今年も!
全景を見れるのは難しいと言われる”由布岳”が、ばっちり出迎えてくれました!
”小次郎”君も、待望の”わんちゃんご飯”にあり付けて、大満足!
そして翌朝・・・
昨年同様に”黒毛和牛のビーフカレー”をメインに”バイキング”を頂き、ふと外を見ると・・・
一面・・・霧、霧、霧・・・
”わんこ”達も、茫然としてました。
あ~あ、今年は天気が悪いのかなぁ~
と思っていたら、ホテルのスタッフさんが、教えてくれました。
「これは”雲海”なんですよ。これから晴れるから、その気温差で起きたんでしょう。いろんな条件が揃わないと、見れないので”運”がいいですよ」
その言葉の通り、晴れて”由布岳”の下には”雲海”が見えました。
山の上にでも登れば、もっとそれっぽく見れるのでしょうが・・・
念願の”雲海”が見れたと言う事で”運”が良い!
さすが”晴男”!
充分満喫して”湯布院ガーデンホテル”を後にして・・・
信号のない5差路で”人力車”を横目に・・・(vol.178 人力車 参照)
途中で砂利道の山道を走り(かなり不安な道のり)
車で走る事、20分程。
今回のメイン(ようやく、始まるのか!)
”塚原温泉 火口乃泉”
山奥の天然温泉。
日本の”三大薬湯”の内の一つ!
”未病”と旅の疲れを癒すために、やって来ました!
共同風呂 大人 500円 子供 200円
露天風呂 大人 600円 子供 200円
家族風呂 (大人2名 子供2名) 2,000円
離れ家族風呂(大人2名 子供2名) 2,500円
我々は、やはり”露天風呂”!
嫁から「酸性が強いから、お風呂から上がったら、よく洗い流した方がいい」と聞きましたが・・・
脱衣所と、一段下がって、小さな”露天”のお風呂があるのみ!
洗い場の”あ”の字もありません!
酸性成分などが強いためか?
シャンプーや石鹸が使えないらしい・・・
泡が立たないばかりか、べたつくそうです。
言うなれば、それだけ温泉が”強力”と言う事!
「たけしの みんなの家庭の医学」でも、その効力は実証されています。
そう言えば、岩の色も変色している!
これは”鉄分”が多いからですが”鉄分”と言えば”赤茶色”のお湯をイメージしますが、それは酸化された鉄のサビた色。
新鮮な状態(イオン)の鉄は”緑色”のことが多いらしい。
見てください!
ここのお湯は”透明緑色”!
新鮮極まりない証拠です!
入ってみると、ちょっとした擦り傷などが、ヒリヒリします。
ちょっと顔にお湯をかけてみると・・・目が”じわじわ”と、痛くなります。
いつもならば(誰もいなければ・・・)潜って泳いで・・・暴れまくるのですが・・・
今回は、諦めました・・・
しかし肌は、何となく”活き活き”したような気がします。
色々な”温泉”に入りましたが、ここの”温泉”は、類を見ない”効く温泉”の内の一つです!
あ~家の風呂が、この風呂だったら・・・毎日入って健康そのものになれるのになぁ~
せっかくなので、風呂上がりに”火口見学”に!
火口見学 大人 200円 子供 100円
ちょっと急な坂を登って、10分程。
山肌が「シュ~ッ シュ~ッ」と、白い蒸気を吐き出しています。
手すりも、錆が強く割れてしまっています。
なんとも寂しく、恐怖を感じる雰囲気です。
ちなみに、この温泉でも、ありがちな”温泉卵”が売られていますが・・・
卵を温泉につけて”ゆで卵”にしているのではありません。
成分が濃いため、3時間も浸けると、殻が溶けて無くなってしまうからです。
なので約20時間程、火口の蒸気で”蒸し”て作られた”蒸し卵”だそうです!
じっくりと、温泉の成分が浸み込んだ、硫黄の臭みの無い、癖のない燻製のような風味だそうです。
前方には”地獄”
後方には、広大に広がる”天国”が、見渡せました。
さて”下界”に降りてくると、駐車場はいつの間にか大賑わい。
小学生たちが、大型バスでわんさか!
わんこ達は・・・
いつの間にか、入れ替わり”しーちゃん”が、リードに絡まり”はりつけ”状態の動けずじまい(”小次郎”の策略だな)
日本のサンフランシスコ”別府”についたら、昨年同様”マックスバリュ”に・・・(vol.176 二代目春蔵 参照)
狭い通路に、長台車で特売陳列。
セオリー無視のアナログ展開・・・結構好きです。
”とり天粉”や”とり天のたれ”
インスタントも”とんこつ”メインで、フェースがハンパない!
売れているのも ”とんこつ”や”長崎ちゃんぽん”
やはり地元スーパーは、その土地を表しますね。
さて帰りも”宇和島フェリーあかつき”(vol.221 参照)
”あかつき”に乗りながら”たそがれ”を見に、みんな甲板に出て写真を撮っていました。
なかなかいい雰囲気!
旅の締めくくりには、最高のシチュエーションです!
よ~し!
この2カ月・・・ず~と”愛媛”から離れ、遠く”九州”の地の情報をお送りしてきましたが・・・
ようやく、今回で最終回!
”シリーズ阿蘇”完結です!(もう・・・終わらないかと思った・・・)
だんだん!
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