vol.252 今昔物語 番外編「ラグビーワールドカップ2019」

 ラグビー・・・2つのチームに分かれて行われ、楕円形(回転楕円体)のボールを奪い合って相手陣のインゴールまで運ぶ、あるいはH型のゴール上部に蹴り入れて得点を競うスポーツである
 イングランド中部のラグビー(地名)にあるラグビー高校を発祥地とする、フットボールの一種。

 1980年代・・・

 テレビドラマ業界では”大映ドラマ”全盛の時代。

 その中で”熱血”物の金字塔的ドラマが放映される。

 「スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜」(全26話)
 1984年10月~1985年4月 TBS系列 土曜21:00 最高視聴率 21.8%
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 原作 馬場信浩「落ちこぼれ軍団の奇跡」
 脚本 長野洋 大原清秀  監督 山口和彦 江崎実生
 主題歌 麻倉未稀「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
 プロデューサー 春日千春 荒川洋 野村清  制作 大映テレビ TBS

 キャスト 山下真司 岡田奈々 松村雄基 岩崎良美 宮田恭男 伊藤かずえ

 「この物語は・・・
 ある学園の荒廃に闘いを挑んだ、熱血教師たちの記録である。高校ラグビー界において全く無名の弱体チームが、荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国優勝を成し遂げた軌跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を、余すところなくドラマ化したものである」

 ”芥川隆行”のナレーションで始まるこのドラマは、高視聴率を上げて、ラグビーブームを巻き起こした。

 このドラマは、実話を元にしている事は、よく知られる所だが・・・

 主人公の泣き虫先生、”滝沢賢治”は
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 ”山口良治”
 長年にわたり日本代表のフランカー、名キッカーとして活躍。1967年に日本代表チーム入り。
 1975年から伏見工業高校ラグビー部監督、1998年、総監督に就任。
 伏見ラグビー部監督就任当時、花園高等学校に0-112で大敗したチームを、1981年には55-0で同高校を破り、高校ラグビー日本一へと導く。

 プロデューサーの大映テレビ”春日千春”が ”山口良治”の講演会をテレビで見たのがきっかけで、ドラマ化が決まったと言われる。

 ”松村雄基”が演じた川浜一の悪”大木大助”のモデルは・・・
 ”山本清吾”と言う方。
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 中学時代にはすでに”弥栄の清悟”と名を轟かせ、恐れられた不良であったが、伏見高校ラグビー部に入学すると、持ち前のラグビーセンスが開花して、高校2年生の時には高校生だけの”ラグビージャパンチーム”にも選出された逸材。
 ”スクール☆ウォーズ ”ドラマ内での、バスで滝沢よりおにぎりを貰うシーンは、実話である。
 ”山口良治”の教えに従い、現在は”奈良朱雀高”で教鞭をとる傍ら、同校のラグビー部監督を務めている。

 ”イソップ”も実在のモデルがいる。
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 原作にもしっかりと名前が書いてあるが、その名は”奥井浩”
 小人症でもともと体が小さかったが、努力家でとても頑張っていたらしい。
 あだ名は”イソップ”ではなく・・・
 小さな巨人という異名を取った、フランス代表の”ジャック・フールー”から取って”フーロー”と付いていた。

 最後に・・・
 後半に活躍した”四方堂亘”が熱演した”平山誠”
 ドラマの中では川浜高校が全国初制覇した時のキャプテン。
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 ドラマ内では、それまでの登場人物に押され、存在感が薄いが・・・

 このモデルこそ”ミスターラグビーとして有名な””平尾誠二”その人である。
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 花園優勝、大学選手権3連覇、日本選手権7連覇の偉業を次々と成し遂げる。
 その一方、当時史上最年少19歳4カ月で日本代表(ジャパン)に選出。1989年にはキャプテンとして強豪スコットランド代表を撃破し、1991年のワールドカップ初勝利にも貢献。ワールドカップ3大会連続出場を果たす。
 1999年大会では代表監督を務めるなど、日本ラグビー界を長きにわたってリードしてきた、日本ラグビー界を代表する人物である。

 今回の”ラグビーワールドカップ2019”の日本開催も、彼が牽引・礎になった事は確かである。

 しかし・・・

 平尾は2016年10月20日に”胆管細胞がん”で、53歳という若さで亡くなる。

 師である”山口良治”は、当時泣きながらこう語ったと言う。
 「親よりも早く逝くな!そんなことを教えてやれなかった、私のミス・・・」

 奇しくも、今年の10月20日は・・・
 ”ワールドカップラグビー2019” 日本✖南アフリカ戦

 ベスト4への攻防のあった日は、平尾の命日。

 彼の遺志を継ぐ教え子たちが ”ミスターラグビー”への追悼の意味を込めて戦った。
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 悔しくも”南アフリカ”には勝てなかったが・・・

 ”泣き虫先生”から”ミスターラグビー”へ伝わった未来が・・・
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 次の未来へ伝わったのは、間違いない!
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 今昔物語・・・ドラマ編か・・・すべてみな懐かしい・・・
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 CS”ファミリー劇場”で”ほぼ”一挙放送中!(10月~12月)
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 すべてみな懐かしい・・・

 最新版の”2199”と”2202”のも一挙放送してますが・・・
 映像やスケールは壮大でダイナミック、スピード感溢れているのはいいのですが・・・

 やはり素朴に、昔のヤマトの方が良かった!

 しかし、一挙放送で12時間越えで見るのは・・・

 腰は痛いは・・・目は疲れるは・・・

 しかし、それでも見てしまう!

 なにせ、初めて映画を見に行って泣いた映画ですので・・・

 と言う事で始まりました、今昔物語ですが・・・

 なんと!

 ”小春日和本舗”リサーチによると・・・

 ”今昔物語”は2018年8月19日(vol.218 今昔物語「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」編)以来・・・
 ”ドラマ編”は2018年5月3日(vol.208 今昔物語2018年冬ドラ編)以来・・・

 実に1年半もの間のお久しぶりです・・・

 と、改めまして!

 久々の”今昔物語”!

 今回は”番外編”です!


 自分の高校時代は・・・

 ”スクール☆ウォーズ ”全盛!

 ”前説”で書いてますので、ここはスルーしたい所ですが・・・

 自分の一押しは!
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 ”小沢仁志”さん扮する、番長”水原亮”

 こんな高校生いるはずない!

 と思う人もいるかもしれませんが・・・

 その当時、実際にこんな人達が、ウヨウヨいました。

 その番長と泣き虫先生滝沢が、卒業式の日に河原で決闘をして、その後・・・
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 滝沢の部屋で話し合うシーン。

 「おれ、ラグビーやりたかったなぁ・・・先生よぉ、いつか俺も出来るのかな?」

 このシーンが、自分の中では、一番好きです!(すみません・・・ネタバレです・・・)

 自分の”卒業アルバム”を紐解くと・・・(1986年)
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 ラグビー部が凄い事に!

 部員が33人、マネージャー8人・・・

 数年前は、マネージャー無しの部員8人程でした・・・

 「One for all, All for one」

 みんな、そんな時代でした。

 4年前は”五郎丸ブーム”もありましたが・・・

 今では「ONE TEAM」(きっと”流行語大賞”になるはず!)

 やはり今回は、ブームがブームで無くなった感があります!

 「ラグビーワールドカップ2019」
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 期間  9月20日~11月2日

 視聴率 日本✖ロシア戦   (日本テレビ系)18.3%
     日本✖アイルランド戦(NHK)   22.5%
     日本✖サモア戦   (日本テレビ系)32.8%
     日本✖スコットランド戦(日本テレビ系)39.2%
     日本✖南ア戦     (NHK)   41.6%(瞬間最高53.7%)
       


 4年に一度の、しかも日本開催!

 惜しくも日本はベスト8でしたが、快挙の域を超えました!

 優勝は”南アフリカ”!

 その中でも注目選手は!

 名キッカー”ハンドレ・ポラード”
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 キックの瞬間の緊張感が、忘れられません。

 が!

 この人に、全て持って行かれたでしょう。

 ”ファフ・デクラーク”!
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 2018年には、ワールドラグビー年間最優秀選手賞の候補にもノミネート。
 今回のワールドシリーズでも、日本を破った試合で、プレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出された、名プレイヤーです(プレゼンターにはX JAPANのYOSHIKI )

 とにかくこの人は、凄い!

 日本を破ったのは、この人と言っても過言ではありません。

 とにかくどこにでも顔を出す。

 スクラムハーフのポジションが故ではあるものの・・・

 スクラムから出たボールを、自分で蹴って・・・
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 自分で取りに行って、タックルする!
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 とにかくいろいろな場面で、チョロチョロプレーに参加して、露出度が上がります。

 しかも!

 プレー以外の所では・・・
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 「金髪のチビが(失礼しました)またなんかやってるよ」

 熱くなって、敵チームともめているところも度々・・・

 小さいながらも(それでも172㎝)向かうところ敵なし!

 日本戦と同じように、南アフリカ戦が毎回楽しみでした。

 ありがとう!”デクラーク”!

 さて、優勝祝賀会の南アロッカールームでは・・・
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 愛すべき暴れん坊”デクラーク”忘れられません!

 さて、頑張った日本は!
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 ベスト8!

 快進撃でした!
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 これだけ個性あふれる”ラガーマン”達が、よく集まった物だ!
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 このメンバーで、もっともっと見ていたかった!

 その中でも、一番気になった人物は!
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 ”福岡 堅樹”

 所属は”パナソニック ワイルドナイツ”の27歳

 ポジションはWTB(ウィング)フェラーリの異名を持つ、50m5秒台で走る俊足の持ち主。

 今回の”ワールドカップ”では、2戦目のアイルランド戦以降の4試合に出場して、通算4トライを決めたポイントゲッター。

 しかしながら、今回でラグビーは引退・・・

 来年の”東京オリンピック”で ”7人ラグビー”(通称セブンズ)にチャレンジして、医者を目指す!

 ”7人制ラグビー”とは・・・

 通常ラグビーと同じグラウンドで、1チーム7人の選手で行い、前後半7分で戦う、ラグビーらしいです。

 人数が半分以下なので、よりスピード感・俊敏性が要求されるので、よりハードですね。

 ちなみに、前回の”リオデジャネイロオリンピック”で、福岡選手は日本代表に選ばれて、惜しくも4位となり、メダルを逃してます。

 ワールドカップで”ダブル・フェラーリ”と言われた”松島幸太朗”も、五輪挑戦を表明しているので、来年も楽しみです!

 さて、医者を目指す”福岡”選手。

 「ラグビーが無くて、医者だけだったら、自分の夢とは言えない。
    逆に、ラグビーだけで完結してしまったら、それも自分の夢とは言えない。
     医師もだから、夢。
      両方やりきることが、自分の夢」

 かっこいい~、なんてかっこいいんだ!

 男ながらに、惚れ惚れします!

 文武両道で、ラグビーと医学と、才能を兼ね備えていますが・・・
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 ピアノも3歳の時から習っていて、得意分野の一つ。

 愛猫の”るーくん”と一緒に戯れるのも、生活の一部とか。

 出来る人間は、何でも出来る。

 天は二物を与えるんだな~

 本当に尊敬します!

 きっと、数年後には”熱意あるお医者さん”に、なってることでしょう!

 ”とくし丸”と”ブログ”

 これだけでも、二足のワラジが履けてない自分に、喝を入れなければ!


 本当は、自分をラグビー”にわかファン”にさせた立役者の紹介をしたい所ですが・・・

 今回はこれまで!

 次回は、正式に”夏ドラ編”です(もう冬になろうとしてますが・・・)


 だんだん!

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