古来より、死に関する物語、幽霊、妖怪、怪物、あるいは怪奇現象に関する物語は、民話伝説・神話の中にも多数存在し、平安時代末期の「今昔物語集」にも、多数の”怪談”が収められ、それ以降、歌舞伎や落語などでも、一つのジャンルとして確立している。
中でも・・・
「四谷怪談」「皿屋敷」「牡丹燈籠」の三話は”日本三大怪談”に数えられることが多い。
”小泉八雲”と言う人物をご存じだろうか?
古くから伝わる日本各地の”怪談”や”奇談”を収集し、自らの解釈にしたがって情緒豊かな物語に仕立て、1904年(明治37年)に「怪談」として一冊にまとめた人物である。
17編の”怪談”を収めた「怪談」と3編のエッセイを収めた「虫界」の2部からなるその中には・・・
”耳なし芳一” ”のっぺらぼう”(”むじな”に登場)”ろくろ首” ”雪女”
と、今でも良く知られる”怪談”が収められている。
実はこの”小泉八雲”と言う人物は・・・
日本人ではない。
出生名は”パトリック・ラフカディオ・ハーン ”
ギリシャ生まれのイギリス人新聞記者(探訪記者)で、2ヵ月の滞在期間でルポルタージュのため、1890年(明治23年)日本に渡り、日本の魅力に憑りつかれ、島根県松江において、英語教師として教鞭をとり、その後”小泉節子”と結婚。
日本に帰化し、やがて”小泉八雲”と名乗るようになる。
彼は熱心に”日本民俗研究”を行い、妻である”節子”から聞いた日本各地に伝わる伝説、幽霊話などを再話し、独自の解釈を加えて、情緒豊かな文学作品とて再構成したのが・・・
「怪談 (kwaidan)」である。
妻の”節子”は幼い頃、充分な教育を受ける事が出来なかったが、書物を読むことを好み、記憶力も優れていた。
その記憶を頼りに、または新たな話のために本屋に通い、日本語も不慣れな”八雲”に、分かり易く時には話を膨らませて、興味の湧くように読み聞かせていた。
”節子”が”八雲”と夫婦になって、随分と経った頃・・・
「私が女学校に行っていたら、貴方の仕事にもっと役に立てたのに・・・」
と、つぶやく”節子”に”八雲”は自分の著書を山積にしている部屋へ節子を連れて行き・・・
「あなたのおかげでこんなに多くの著書を書き上げることが出来たのです」
そして、傍にいる幼い長男に向かって・・・
「この本皆あなたの良きママさんのおかげで生まれましたの本です。なんぼうよきママさん。世界で一番良きママさんです」
と話して聞かせたそうだ。
世界で読まれ続けている”小泉八雲”の「怪談」
その中には・・・
外国人から見た”日本民族説話”と、日本文化の”ノスタルジー”
そして・・・
”小泉八雲”とその妻”節子”との”愛情”が、記されている。
小さい頃は、オカルトブーム全盛でした!
「あなたの知らない世界」や「木曜スペシャル」等々・・・
毎晩の様に!
ブラウン管に釘付けで、身震いしていました。
自分の幼少期は・・・
”宜保愛子”さんや”矢追純一”さんに育てられたと言って、過言でありません!
そんな昔の”ノスタルジー”を、今なお感じさせてくれる人が一人・・・
”稲川淳二”です。
今回は、オカルト好きなspaickの、隠しネタ・・・
夏休み特別企画に打って付けのネタ・・・
”シリーズ どうでもいいネタ” 第二弾です。
本当は、昨年書く予定でしたが・・・(毎回の事ですが・・・)
2019年3月の”米米CLUB”のコンサートに行って以降・・・(vol.239 おかわり 参照)
コンサート付いてしまって・・・
2019年5月には、鈴木雅之にも行って来ました!(昨年行っておいて良かった!今年はコロナで・・・)
そしてダメ押しで!
2019年9月に「稲川淳二の怪談ナイト」に行ってきました。
場所は松山市のお隣”砥部町”の”文化会館”の”ふれあいホール”
”米米”や”鈴木雅之”は、松山市の”市民会館大ホール”でしたが・・・
そこよりは小規模で・・・
駐車場も狭くて、入れるのに苦労しました(逆に来場者が多かったのか?)
ところで、なぜ?”稲川淳二”と思われるかもしれませんが・・・
東京にいた頃に、川崎の店舗に行っていた時期があって・・・
川崎駅から5分の場所にある”クラブチッタ川崎”と言うライブ会場で”稲川淳二”が”怪談ナイト”をやっている噂を聞きました。
”クラブチッタ川崎”と言うライブ会場では・・・
1993年のお盆、八月十三日金曜日、深夜、当時では例を見ない異色のイベント「川崎ミステリーナイト」がクラブチッタ川崎で実施された。 出演者は稲川淳二、池田貴族、大川興業 他。
徹底した完売告知にも関わらず当日券を求める長蛇の列。
それ以来”怪談ナイト”の千秋楽は、この場所で行われているそうです。
”稲川淳二”と言えば・・・
自分の中では・・・
元祖”リアクション芸人”!
今で言えば”出川哲郎”と同じです(”出川哲朗”も好きですが・・・)
鼻水垂らしながら、いじられていた、その彼が!
心霊スポットのレポーターをやりだして、かなりな方向転換をします。
当初は怖がるリアクションが、受けてましたが・・・
その後は、恐怖体験の語り部に移行・・・
今では、”怪談”の”スペシャリスト” ”カリスマ”にまで昇り詰めています!
小さい頃の、面白いおじさんが、今では風格のある”怪談”のおじさんに!
少なからず、興味が湧いていました。
しかし関東近辺では、いつでもチケット売切れ・・・
”怪談ナイト”も、見る事も出来ずに・・・
愛媛に来てようやく!
すぐ近くで”怪談ナイト”に行くことに成功しました!
舞台セットを運ぶ、トラック!
黄色の車体が、目立ちます。
”怪談”をするためだけの全国ツアーライブは・・・
”稲川淳二”の”怪談ナイト”が日本初!
1995年以降、25年の歴史を持っています(”川崎”だけで行われたものを入れると、28年の歴史)
気持ちも俄然盛り上がってきます。
”稲川淳二”も、すでに73歳・・・
いつ”怪談ナイト”終了になってしまうか分かりません・・・
来てくれている内に、観ておかないと!
最近では”稲川淳二”の、後を継ぐ者たちが多数出て来てます。
CSの”エンタメーテレ”制作の番組で・・・
「怪談のシーハナ聞かせてよ」と言う番組があります。
”狩野 英孝”がMCをしているので、おちゃらけ番組か?と思っていましたが・・・
本当に真面目な”怪談”番組!
様々な”実話怪談”を持っているゲストたちに ”怪談”を披露してもらう番組なのですが・・・
”怪談”を聞くだけの番組なのに、かなりな怖さ!
中でも、レギュラーの二人が凄い!
毎回冒頭で”実話怪談”を披露する ”上間月貴”と・・・
番組のご意見番 ”糸柳寿昭”(基本”怪談”を聞いて、コメントをするだけ)
”怪談社”と言う”実話怪談”を生業にしている二人です。
対照的な二人が、大阪で活動を共に始めたのが2013年。
その後、本拠地を東京の”四谷”に移し、現代における怪異体験談の”蒐集”と”発表”に力をいれ、イベントや舞台に留まらず、出版や映像・テレビ出演など”怪談”を世に広めるために、日本全国季節に関係なく活動している。
番組内で”怪談社”による”怪談”を2回だけ見ましたが・・・
ただ聞かせる”怪談”では無く、見せる体感させる”怪談”に、身震いしました。
愛媛でイベントを開催したならば!
必ず観てみたい集団です。
ただ・・・
”怪談”を持っていそうな人を見かけると・・・
昼夜問わず、仕事プライベート関係なしに・・・
後を付けて、おもむろに肩をたたき・・・
「知っている”実話怪談”ありますか~」
と聞かれるそうです・・・お気を付けください・・・(ある意味”怪談”より怖い・・・)
さて会場では、大勢の人たちがロビーに集まっています
”怪談ナイト”も昨年で27年連続のイベント。
毎年楽しみにしているファンも多いようです(年配の方の比率が高い)
どんだけ怖いんだよ!
テレビで見ている”怪談”も、かなり怖い~!
ライブで見たら・・・それこそ・・・
オカルト好きですが・・・
実は相当な怖がりです・・・(怖いもの見たさですね・・・)
さて、始まってみると・・・
怖い所もそりゃありましたが・・・
なんとも親しみ深く、懐かしく旅情的!
”怪談”=”怖い物”だけではない、温かいステージでした!
もう残り少ないようですが・・・(”コロナ禍”で、座席数をかなり少なくしているようです)
「稲川淳二の怪談ナイト2020」
8月29日(土)怪場17:00 怪宴17:30
松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール
まだチケットも、若干残っているようです!
もし無くなっていても・・・
楽天の企画で・・・
”稲川淳二”の”怪談”を観て、ポイント山分け!
なんかもやっています!
是非、”怪談”がうまい、昔なじみのおじさんに会いに行きませんか?
ちなみに自分は・・・仕事で・・・
今年は行きませんが・・・
次回予告!
家にある”オカルトグッズ”
心霊探知機 ”ばけたん”が!(vol.259 アニバーサリー 参照)
赤く光った!
何か良からぬ予感が・・・
だんだん!
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